テラーノベル
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1つの風呂を成人済の男2人が向き合って入れば、いつもは一人で入る分には広い風呂も窮屈になった。
でもなぜかこの窮屈さが嬉しかった。
仁「柔太朗といる時もこうやって風呂入ってたの?笑」
勇「うん笑たまに一人で入ってた時もあるけどね」
仁「あ、じゃあこちらも早く慣れてもらって」
勇「無理」
仁「無理ってなんだよ笑」
いつもよりも声が響いた
見えていないはずなのに、目が開いているからか目線があっている気がしてどうも照れくさい
しばらく沈黙した状態が続くと、勇斗が一つの歌を口ずさんだ。
昔と変わらない歌声に耳を澄ませて、タイミングの良いところで下から支えるように自分も歌った。
というより、知らず知らずに自分も歌ってしまっていた。
仁「あ…、」
勇「いや〜やっぱ仁人歌上手いな」
仁「…風呂場だからだよ,,」
勇「そう?笑」
仁「てか、勇斗が話したいって言ったんだから、何か話題出してよ」
勇「えー?ん〜…じゃあ、どう?久しぶりに俺に会って」
仁「どうって…久しぶりだなーって」
勇「…え、そんだけ?」
仁「…いや、正直初めはほんとに勇斗なのか疑ってた。でも、顔も声も…匂いだって,,全部があまりにも勇斗だったから 」
勇「そりゃあ本人だからな笑」
仁「…まぁ、会えてよかったって思ってるよ」
勇「へぇ〜」
仁「…はいはい次…///!!」
勇「笑笑」
込み上げる体温と風呂場の温度に充てられて、酔ったようにクラクラする。
自分が今どんな表情をしているのか、想像もしたくない
勇「仁人はないの?俺に聞きたいこと。今ならなんでも答えちゃうかもなぁ〜笑」
仁「いつから俺のこと好きなの」
咄嗟に食い気味で質問した。
勇「…え?」
仁「…あ〜いや、やっぱ今のは無し!!」
勇「いいよ、答えるよ笑って言っても俺も覚えてないんだよなぁ…。それこそ本当に、気づいたらって感じ」
仁「俺、正直柔太朗のこと好きなのかと思ってた」
勇「まじ?笑」
仁「うん。俺よりも全然良いところあんじゃん柔太朗って。勇斗が俺を好きになる要素がわかんない、、」
そう言うと、勇斗の手が伸びて、そのまま俺の髪に触れた。
そして順に眉や目、鼻、口…と確認するように手を滑らせて言った。
勇「今となっては俺もわからん笑でも、全部好きだよ。ふわふわの髪も…って今はぺちゃんこだけど笑」
仁「全部って…ずるっ。」
勇「笑笑キリッとした眉毛も、くりくりの目も、スっと通った鼻も、ぷるぷるの唇も。それに…綺麗な声も。何もかもね。…あれ、顔がさっきよりも熱い気がするんですけど、笑」
仁「…風呂が熱いの,,///!!」
勇「そっか笑仁人は?俺のどこが好きなの?」
仁「…教えない」
勇「えー!?俺は言ったのに??それはずるくね?」
仁「ずるくない!」
勇「いいから教えろよー笑」
仁「あぁー熱い!熱い!もう出まーす」
勇「おい笑」
仁「勇斗も早く出な!髪乾かしてやるから」
勇「はーい笑」
身体が熱いのは…風呂のせいだよね、
end.
仁「もう、お前のせいで逆上せた。」
勇「えー!?俺のせい?…にしても仁人の表情見たかったなー笑可愛いかっただろうなぁ笑」
仁「うるさい。もう一生一緒に風呂入ってやらん」
勇「ごめんて」
仁「黙れ。」
コメント
2件
最高すぎ! 次も楽しみしてます!