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第3話「これが僕らの出会い」
修正点があります…!💦綾乃のカッコを《》にかえさせていただきます💦
それと綾乃が裏を知らないってのはなしにしときます…ごめんなさい!💦
『しずかちゃん!あそぼーよ!』
《今本読んでるんだけど…ちゃんと見て?》
『…ごめんなさい』
幼稚園で同じクラスの子が泣きながら 先生の元へ走っていった
ほんと私何してるんだろう…
『大丈夫だよ 〇〇ちゃん、綾乃ちゃんは気持ちの少し表情が苦手なだけなの』
『きもちのひょーげん?』
「あやのちゃん!なによんでるの?」
《…》
「あーやのちゃん!」
《…》
「聞こえてるぅ?」
そう言いながら頬をつついてくる
確か…柊木ちゃん…?
《…これ》
とりあえず返事だけはしといた
「わぁ!!ふわふわのホットケーキ焼くヤツだー!!」
美味しそうだよね!などと話しかけてくる
《それだけ?》
《うん!》
本当にこれだけで来たんだ…
ちょっと…嬉しいかもだけど…
《そう、なら早くどっか行って》
「いやだ!」
笑いかけながらそう言ってくる
私も悪いのかな…
《なんで?》
「1人で本読むのも楽しいけど〜」
「みんなで読んだりあそんだりするほうが!なんばいも楽しいよ!」
《そんなことない、私は1人の方が楽しいの》
「でもあやのちゃんはまだ1回もみんなで遊んだことないでしょ?」
「遊んでみなきゃまだわからないじゃん!!」
それはそうだけど…それでも…
《それでも私は1人がいいの》
「…わかった」
やっと分かってくれたみたい、めんどくさい奴だったな
翌日
「あーやのちゃん!」
…柊木ちゃん!?なんでまた来たの…?
《なんでまた来たの?わかったって言ってたじゃん》
「みんなで遊ぶのが嫌なら!2人で遊ぼ!」
《だから私は━━━━━》
「ほら!ついてきてー!」
手をグイグイ引っ張ってくる
私が力が弱いせいかは知らないけど
中々解けない
「ほら!いっしょにぶらんこしよー!」
《ブランコ…?》
「うん、!楽しいよ〜」
正直やった事ない、本の方が面白いから
「綾乃ちゃんはブランコはじめてー?」
漕ぎながらそう言う
《…うん、そうだけど》
「ならみててみててー!」
そして柊木ちゃんはすごく高いところまで
ブランコをこいだ
そう、こいだ
《…!?すごい!すごいね柊木ちゃん!》
「でしょー!」
《うん!かっこよかったよ!》
「ふっふん!ありがとうー!」
「柊木ちゃんもやってみたらー?」
《…うん!》
そしてその日からずっと一緒に遊んだ
晴れの日も雨の日も雪の日も
ずっと一緒に
そして月日が流れ私たちは小学3年生になり
今まで同じクラスになったことの無い子と同じになった
何より重要なことが
小学生になってからだ、ずっとね
『これで帰りの会を終わります』
『ありがとうございました』
《…柊木ちゃ━━━━━━》
『柊木、後で隣の空き教室来てよ』
「…わかった」
…え?何するんだろう…?
『その…柊木…』
「う、うん」
『前からずっと…その…す、好きで…』
『付き合ってくれないか!』
「え、?っと……ごめんなさい」
『…は?なんで断ってるの?』
『クラスで一番人気の俺が告白してるんだよ?』
『嘘告だけどなw』
「…え?」
『気に食わないから〇〇〜』
「な、なにするの?」
『暴力だけど』
「や、やめて…!」
《柊木ちゃんが…いじめられてる…》
《先生に言わないと…》
あれ…?さっき綾乃ちゃんがいたような…
見て見ぬふりされたの…?
そ、そんな………ううんそうだよね
こんな私…だもんね…
お友達また1人減っちゃった
もう、絶交しよう
あれから妙に柊木ちゃんが避けるようになった
先生にはあのことは言った、でも
どうなっているのかは分からない
あ、柊木ちゃんだ
今日こそは…今日こそはちゃんと言う
声をかける、また話せるように。
《柊木ちゃ━━━━━━》
「あ、あの先生…わ、分からないとこが」
あぁまただ、また無視された
なんでなんだろう
…ううん、諦めちゃダメだちゃんとしなくちゃ
《柊木ちゃん!!!!》
「…!?」
『呼ばれてるよ?柊木さん』
『私時間だから行かなくちゃ、ごめんね。』
「…はい」
「どうしたの、綾乃ちゃん」
《どうしたの?じゃないよ…!!》
《なんで、なんで無視するの?》
「無視なんかしてない」
《してるじゃん!!》
「じゃあなんであの時無視したの!?」
《あの時…?》
「私がいじめられてた時だよ…!!なんで?なんでよ…!?」
《…え?無視なんかしてなかった、、!!》
「してたよ!!嘘つかないで!!」
《私は…私は先生に言いに行っただけ!!》
「でも先生からもなにも言われてない…!!」
「お母さんからもそんな話聞いてない!!」
「それって嘘じゃん!!」
《嘘じゃない…私は…私は本当に…》
嘘なんかじゃないんだ
「…本当に?」
《うん、本当に》
《私は誰よりも柊木ちゃんを好きな自信がある》
「…わかった、信じる。」
「だから…仲直りね!」
《…うん!》
そんなことがあり、私たちは現状に至る
変わったことといえば呼び名とか自分の性格とかかな
…懐かしいな
「何考えてるの綾乃〜」
《…秘密w》
「ひっど!」
いつか…叶うといいな