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ルフィがこんなにも怒る理由はBARであったことの背景にある。


山賊たちは散々シャンクスたちをバカにした後、エマを連れていこうとしたのだ。自分より相手の方が強いと分かっていても突っかかったのは、シャンクスとエマへの優しい思いから生まれた勇気である。








「ははははははははあーっはっはっは!!!」



「がぼ…ぶはっ!!ば……!!?」



『ごぼ…っかは…!!』



「は?」









溺れている二人を高らかに笑いながら見るヒグマ。だがその瞬間その後ろにはどデカい海王類が現れた。


ところで皆さん、ここで違和感にお気づきでは??


そう、溺れている"二人"。悪魔の実の能力者でもあり元々カナヅチでもあったルフィには当然のことであるが、問題はエマ。


少女は泳げるはずである。だがしかし溺れている。突如海に飛び込んだから、なんてことは理由じゃない。


少女の体は完全に海自体を拒否している。


そうまさに!!












____________悪魔の実の能力者みたいに。









「な…何、この怪物は…!!!


ぎゃあああああーーーーーーーー!!!」








ヒグマをもろともせずに飲み込んだのは近海のヌシと呼ばれる海王類。


ヒグマを食しただけじゃ物足りずその瞳はぎょろっと二人の方を向いた。








「うわあああ、がば…ば!!!

ば…だれか…助けば!!!」



『る、ふぃ…!!!!』



「うわああああああああ」








こちらへと迫ってくる近海のヌシ。ただ二人はどんなにもがいても泳げない。お互いのことも守れない。


ついにガバァッ!!と大きく口を開けガギッ!!と噛み切った。


しかし二人が痛みを感じることは無かった。




感じたのは………









「………!!シャンクス」



『しゃん、くすだ…』









確かに感じる冷たい水とは真逆の暖かな温もりであった。


近海のヌシを一目見たシャンクスはギロっと睨み「失せろ」と一瞥。


ビクッと震えてヌシは潜っていった。改めてシャンクスの凄さを感じた瞬間である。








「恩にきるよルフィ、エマ。マキノさんから全部聞いたぞ。俺たちのために戦ってくれてたんだな。エマもよく耐えた。」



「ひっく…!えぐ……」



『っぇ…!!っく』



「おい泣くな、特にルフィ男だろ?」



「…だってよ…!!!………ジャングズ…!!……!


腕が!!!」



「安いもんだ腕の一本くらい…無事でよかった」



「『…う……う…!!うわあああああああ』」









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