TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

「…なぁ、理沙?」


急に呼びかけられて、「なに、銀河?」と、聞き返す。


「…キス、させて…」


唐突な銀河の言葉に、肩がビクンと跳ねる。


「な、何よ…突然に…」


動揺が隠せない。熱く高まる胸を抑えるように、わざとらしく平静を装う。


「だっておまえが、さっきあんなかわいい顔なんて、俺に見せたからさ」


銀河が、先ほどの私の泣きそうな顔を蒸し返して、


「……だから、そそられたんだよ」


耳元へ唇を寄せ、そう低く囁きかける。


「そそられ……って、やめてよ…。ここ街中だし、そんなことできるわけないから……」


大通りの往来は多く、話す間にも何人もの人とすれ違っていた。


「ダメ…なのかよ?」


尚も言いつのる銀河に、


「ダメ…恥ずかしいし…」


ややうつむいて答える。


否定はしても、耳まで真っ赤になっているのが、自分でもわかっていた。


「なんだ、つまんねえ……おあずけかよ」


そう口にして、一旦はあきらめたように見えた銀河だったけれど、


「なんて…な」


言ったかと思うと、人通りのない路地裏にぐいっと私の腕を引っ張り込んだ。

超イケメン✧ホストクラブ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚