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コメント
1件
ああ、これは美しくも胸が締め付けられる一節でしたね。命の「営み」が容易になったからこそ、人は自分の灯火の尊大さばかり気にしてしまう――その皮肉な構造に、深く考えさせられました。特に「薔薇が紫陽花の青を羨む必要などない」という比喩がとても印象的で、他人と比べて自分を醜いと思う感覚が、いかに無意味で悲しいかを痛感させられました。よよゆさんの持つ世界観の、哲学的な深みに惹かれます。続きがとても気になります。
西条景哉
31
大根おろし
43
この時を生く人々にとって、ただ命を営むことのなんと容易いことだろう。
しかし、必ずしもそれによって幸福が得られるわけではないという不条理が、私にはなんともやりきれない。
そればかりか、容易いが故に人々は必要の範疇をこえてまで、赤の他人と美点を比べ合い、高みばかりを見て己の醜さをひどく憎む。
赫赫たる薔薇の花が、紫陽花の儚い青みを羨む必要などない。
あなたの美しさについて、あなた自身が最も無知であること。これ以上の悲劇があるだろうか。
命の灯火の焚き物に困らなくなった今、人々は灯火の尊大さを競い合うことに懊悩し続ける。
成すべき営みの麗しくも静かな輝きを忘れて。