ふとしたときに考えるときがある。
「生きる意味」
こんなこと考えて何になるんだと
自分でも思うが何度も考えてしまう。
-学校の放課後-
莉「ねえ、るうちゃん」
る「ん?なんですか?」
答えたのは俺の同級生の大親友。
可愛らしい金髪の少年で
少し腹黒だけどとっても優しい。
莉「生きる意味って何だと思う?」
急な問いかけに少し驚いた表情を見せた後
真剣な表情で考え始めた。
る「んー…」
やっぱり難しいよね。
嫌われたら嫌だしやっぱりなかったことにしよう。
莉「難しいよねwごめんね、やっぱり忘れて」
(ガタッ)
話をやめて帰ろうとすると、
る「僕は…莉犬ですかね」
莉「へ…?」
るうちゃん今なんて?
俺が驚いているとるうちゃんは
ニコッと笑って
る「僕は莉犬がいないと生きていけません」
莉「ふぇ」
びっくりしてしまって変な声が出た。
嬉しいはずなのになんだか胸がもやもやした。
る「だから莉犬は僕と一緒にいてくださいね」
死にたかったわけではなかったけど
『生きて』ではなく『一緒にいて』
と言ったるうちゃんの言葉に涙が出た。
るうとくんが親友でほんとに良かったと心から思う。
る「莉犬」
莉「?」
る「今日は僕のおごりでタピオカ飲みに行きましょう?」
莉「…うん!」
俺はずっとるうとくんのそばにいたい。
離れないといけなくなるまでは、
ずっと親友と一緒に生きると俺は心に誓った。
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