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◇◇◇◇◇
うーん、質問されても、ほとんど答えられないんやけど、正直に!って言ってるし、黙秘権行使したら、殺されそうやし。ハァ。
今のうちに、一応、領主様の鑑定しとこう。
情報は多い方がいい。
〈ステータス〉
キース・エンジェル 60歳 レベル33
称号 伯爵(ウサール王国エンジェル領主)
ジョブ 剣士
HP 255⁄255 MP 77⁄77 BP 226
〈スキル〉
剣術(火)レベル3
なるほど、60歳、伯爵、剣士、強さは情報が少なすぎて、基準がわからん。
こう見ると、ザークさんが異常と見るべきなん?
「はー、よう寝たわー。
ユメの肩に乗ってたら、ほんまに気持ちようてな。密着最高やな!密着パラダイスやー!」
「おー、カラスが喋ってるぞ!」
「あほー、カラスとちゃうわ!八咫烏や!霊鳥や!神の使いやぞ!もっと敬わんかい!
ほんで、ユメ、この小僧たちは誰や?」
あちゃー、やってしもた。やっぱり、このくだりになるんかい?ややこしくなること間違いない。もうあかん。
「これは、すまないな。俺は、キース・エンジェル。ここで領主をしてるもんだ。
で、息子のザークだ。親衛隊長をやってる。よろしくな。」
「おー、ザークだ。よろしくな。」
え?怒ってない。不敬罪とか関係なし?
ありがとうございます。良い人です。
「小僧にしては、できとるのー。
まあ、ええやろ。
うちは、カグヤ様や。
2700年ほど生きとるんや。
よろしゅうにな。キース。ザーク。」
「ほう、カグヤ様か。一言、注意しておくぞ。親切心だと思って聞いてくれ。
外では、あまり、喋らない方がいい。かなり、珍しいからな。
事情を知らない奴らは、よからぬことを考える。注意しておいた方がいい。」
「ほう、親切やな。おおきに!」
「でだ、少年よ。まず、名前を教えてくれ!」
「はい、失礼しました。マサユメと申します。
よろしくお願いします。」
「うん、お頭は、15歳なんだよ。」
「はい、お頭の好きな食べ物は、バナナです。」
バナナはやめて〜!
「そうか。バナナが好きか?そりゃいいな!
マサユメでユメでお頭か?
ふんふん、なるほどな。
顔もいいし、体も鍛えてるな!
15歳というのが、引っかかるが。」
はい、来た!デジャヴ!
さっきも聞きましたよ!このセリフ!
もう、この人たちは良い人やと思うから、そっちの方は、諦めるか?
いや、やっぱ無理や!
とほほ。どないしよ……。
「で、そこの少女たちは?」
「ハガネ デス!」
「コガネ デス!」
「「私たち、お頭の双子の妹デス!」」
「「妹デス!妹デス!妹デス!妹デス!」」
なぜ、デスに合わせて、フォックスサインをする?どこで覚えたんやー?それ!
かわいいから、ユルスデス!
はっ!やってもうた!
「ほー、なるほどな。
では、ここからは、正直に話せよ!」
ひえー!なぜ?
「ユメ、お前、マサアキラ、呼称アキラと聞いて、何か思うところがあるか?」
え?えーーーーーー!何?どういうこと?
たぶん、そんな変わった名前、前世の世界でも、あんまりいないはずやし。もう、その名前は日本人で間違いないと思う。
「はい……。たぶん、知ってる人です。」
えー、なんか、やらかしたんですか?
ものすごい急展開!そんなのあり?
また、頭グルグルしてきた。あっかーん!
◇◇◇◇◇