(レイナ)
宇宙部隊隼人隊長!応答願います!!
(隼人 )
どうした!地球部隊レイナくん!
(レイナ )
た…隊長!宇宙怪獣の数が日に日に増して
攻めてくるスパンも短くなっています!
地球部隊だけでは太刀打ち出来ません!!
至急応援部隊を送って頂けませんか⁈
(隼人 )
了解だ!!
俺達が行くまで頑張って持ち堪えてくれ!
その頃地球のシェルターでは…
ママ〜!いたいよぉ〜
お腹空いたよぉ〜
うわああん………!!!
あちらこちらで子供達の泣き叫ぶ声
(レイナ)
私が地上のデパートからお菓子🍭を
持って来てあげるから
もう少し待っててね♪
(彩女)
ちょ!ちょっとレイナ!!
今上は男性部隊が戦ってくれて
いるじゃない!
女性隊員はシェルターを守らなきゃ!
上は危険だわ!ダメよ!
(レイナ)
………
彩女、大丈夫よ。
私産まれた時から戦う為に鍛えられて
女性部隊のトップで合格したのよ。
そう言って微笑むと私の反論など聞かずに
レイナは長い階段を駆け上がって行った。
私もみんなの役に立ちたい……
どうして私にはなんの取り柄も
ないんだろう…
レイナみたいにかっこ良く戦って
みんなを守りたいのに……。
(地上部隊拓也)
どうした⁈レイナ!!
地下を頼むって言ったじゃないか!
上は危険だ!!
早く降りろ!!
(レイナ)
宇宙怪獣が攻めて来る間隔が
短くなって来ているから
地下の食料が足りないのよ!
泣き叫ぶ子供達のご両親はもう
何日も降りて来てないわ……
きっともう……
それなのに大人しくシェルターに
いろだなんて耐えられないわ!
私も地上で戦わせて!!
(拓也)
ダメだ!!
食料を持って早く下に降りるんだ!
(レイナ)
………………!!拓也!
あなた!その傷!
(拓也 )
大丈夫だから早く行け!!
レイナは渋々食料をかき集めて地下シェルター
へと重い足取りで階段を降りて行った…。
(彩女)
レイナ!無事なの⁈
地上の様子は⁈
(レイナ)
…………
レイナは涙をこっそり拭って私に笑顔を見せた。
(レイナ)
彩女…私……
この食料を子供達から順番に配って!
(彩女)
ちょ!ちょっと私!
そんな事出来ないよぉ
あなたが………!!!!!
レイナあなたまさか!!!
食料を私に預けるとレイナはまた階段を駆け上がって
行った。
私はあがり症で人見知りで仕切るスキルなど
持ち合わせていないけれど
みんなの為に精一杯頑張って声を張り上げて
整列してもらいなんとか食料を配り終えた。
レイナを止める事が出来なかった……
食料を配るだけでも緊張している自分が情けなく
悔しかった……
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