テラーノベル
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小4の頃も小5の頃も毎日が辛くて毎日一人で泣いていた。
もうなんで辛いのわからない
あれ?なんで泣いてんの?
友達なんて”形だけ”なのに
やっぱり僕理由もなく嫌われる人なのかな
お兄ちゃんも他の友達と仲良くしてるし、
僕には味方いないの?
親の扱いも酷い
お兄ちゃんはほぼ完璧だから褒められるし、
すぐに上達する
それに比べて僕は何も出来ない
母「ないこもう上手になってるの?すごいね」
桃「ありがと、もう慣れたよ」
母「それに比べて、、りうらはまだ何も出来ないの?お兄ちゃんを見習いなさい」
赫「だって… 」
母「言い訳はいいから勉強でもしてなさい」
赫「……」
なんで?お兄ちゃんばっかり
比べられるのが1番嫌いなのに
そうだよ、僕はお兄ちゃんに比べて何も出来ない
”出来損ないだよ”
いつしか僕には自信がなくなった
学校に行ってもお兄ちゃんのことばっか
いっそのこと”死ねば”比べられることなんて無くなるのかな?
赫「はぁ、、家に帰るのやめよ」
そう思った僕は家に帰らず通学路の橋で止まった
田舎だから周りには誰もいない
けど柵は高くて越えられそうにない
ランドセルを置いて柵に登ろうとした
桃「りうら?何してるの?こんな所で」
僕を見たお兄ちゃんは驚いたように見ていた
桃「っ…りうら!」
お兄ちゃんは僕に駆け寄って抱きしめた
とても暖かい
赫「お兄…ちゃん、」
桃「なんで…なんでこんなことするの?」
赫「別に、眺めてただけ……」
桃「嘘つかないで!ランドセル置かなくても眺めれるじゃん?、」
やっぱりお兄ちゃんには嘘つけない
赫「ごめッ…なさい…」
桃「泣かないで、理由あったんでしょ?一人で抱え込まなくていいから、ゆっくり話してみて?ね?」
赫「うんッ…ありがと」
お兄ちゃんは優しすぎる
こんな僕を大切にしてくれるなんて
𝐍𝐞𝐱𝐭······▸
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