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天才(仮)
8,839
藍夏
89
#無気力組
藍夏
331
朝。
教室。
ざわっ。
ざわざわ。
理由。
――金田一。
首。
赤い。
そこそこ。
目立つ。
及川。
停止。
花巻。
停止。
松川。
停止。
岩泉。
「……何それ」
金田一。
「え?」
及川。
にやぁ。
指。
びしっ。
「首~~~~!!!!」
教室。
ざわ。
「赤い!」
「怪我?」
「どうしたの?」
金田一。
「あ、これ――」
説明。
しようとした。
その前。
隣。
国見。
静止。
じーーー。
無言。
でも。
空気。
低い。
花巻。
察し。
(あ)
松川。
(嫉妬モード)
及川。
超小声。
「国見ちゃん……?」
国見。
ぼそ。
「……何それ」
低め。
静か。
でも。
珍しく。
ちょっと。
怖い。
金田一。
「え、あ……」
たじっ。
国見。
視線。
首。
から。
逸らさない。
「……昨日、誰かといた?」
教室。
静止。
及川。
(きた)
花巻。
(重い)
松川。
(珍しい)
金田一。
「ち、違っ……!!」
でも。
急に聞かれて。
焦る。
言葉。
出ない。
国見。
数秒。
沈黙。
じー。
「……隠すんだ」
ぼそ。
小さい声。
でも。
不機嫌。
「俺、知らないんだ」
金田一。
「え!?!?違うって!!」
国見。
小さく。
ため息。
「……別にいいけど」
全然。
良くなさそう。
「彼氏なんだから」
少し間。
「言ってくれてもよくない?」
教室。
ざわ。
(国見くん……)
(ガチ嫉妬……)
金田一。
焦る。
「ほんとに違う!!」
でも。
焦りすぎ。
言葉。
ぐちゃぐちゃ。
「その、昨日、あつくて、母ちゃんが……鍋で……!!」
国見。
少し。
眉。
寄る。
「……鍋?」
金田一。
うまく。
説明できない。
「違くて、でも違くなくて……!!」
国見。
沈黙。
数秒。
視線。
逸らす。
ぼそ。
「……そっか」
静か。
でも。
少し。
傷ついた顔。
珍しい。
金田一。
停止。
(やば)
(勘違いされてる)
焦る。
でも。
焦るほど。
言葉。
出ない。
「ち、違うってば!!」
教室。
静か。
国見。
小さい声。
「……ごめん」
でも。
少し。
拗ねたまま。
「俺が変に考えただけか」
金田一。
限界。
目。
うる。
「ち、違うもん……」
小声。
「そんな顔すんなよ……」
教室。
静止。
花巻。
(涙目)
松川。
(限界)
及川。
(守りたい)
岩泉。
「ちゃんと説明しろ」
金田一。
必死。
「火傷!!」
突然。
声。
大きい。
「味噌汁作ってて、鍋で火傷しただけ!!」
静止。
三秒。
教室。
「…………え?」
金田一。
必死。
スマホ。
写真。
見せる。
昨夜。
台所。
湿布。
母メッセ。
**“火傷ひどくなる前に冷やして!”**
国見。
停止。
三秒。
「……火傷?」
金田一。
涙目。
こくこく。
「ほんとに!!」
「誰もいない!!」
「怖かった……」
小声。
「嫌われたかと思った……」
静止。
国見。
完全停止。
耳。
少し赤い。
ぼそ。
「……ごめん」
珍しく。
素直。
数秒。
迷って。
そして。
ぽす。
軽く。
近づく。
「……怖がらせた」
小さい声。
「ごめん」
短く。
安心させるみたいに。
そっと。
肩。
寄せる。
「……勘違いした」
金田一。
少し。
安心。
ぐす。
国見。
ぼそ。
「次からちゃんと聞く」
少し間。
「……だから泣くな」
後ろ。
及川。
号泣。
「青春んんんん!!!!」
岩泉。
「うるせぇ」
コメント
3件
( * ˘ཀ˘🙏尊っ…
………うん、大好き、
読了しました……!国見の低い空気、めちゃくちゃ伝わってきました。短文リズムで心情がひたすら刺さる。「隠すんだ」「彼氏なんだから」の静かな拗ね方、怖いのに可愛い。反対に、金田一が「嫌われたかと思った」と涙目になるのが切なくて、「次からちゃんと聞く。だから泣くな」で全部救われました。最後の及川の号泣、分かるよ……!お似合いすぎて滾ります。続き待ってます!