テラーノベル
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先ずはどこから描けばいいのか…
いつも見てるのにいざ思い出そうとするとなんだかわからなくなってくる。
(まぁキーホルダーにとらわれず小鳥を描けばいいや)
それにしても、私はアメトークで観た’絵心ない芸人’の方々に負けないくらいある意味’画伯’である。
クチバシはこんな感じで羽と胴体はどんなだたったかな⁈
自分でもわかっている。
思い出したとてそっくりになんて描けやしない。
まわりを見てみると子供達の絵の上手いこと。
習っているのもあるだろうが大胆な個性的な絵もあれば写実的な絵もありそれぞれ上手である。
(わ、最悪だ…これは流石に見せられないな。
なんとかマシに描くか見せなくてすむようななんかいい方法ないかな。)
どうにか何かをサボりたい子に似た心境である。
気持ちは生徒さんと同じくらいの年齢になっている。
まったくそんな卑怯なことは子供達は考えないだろうに馬鹿にしたもんであるが…。
すると恐れていた事が起きていた。
弦さんが1人1人の机をまわって指導している。
世界で一番レベルの低い恐れていた出来事であるのは間違いない。
でも今の私にとっては今この段階のなんとも中途半端な絵を見に来られるのと大借金を背をわないとならないのなら勿論後者を選ぶ。
まったくこんな方を選ぶ事態が起きている自分の人生ってくだらないし、しかもこんな訳の分からない究極の選択を子供の絵画教室なんかで繰り広げている私はくだらないを一周回って実は面白いものなのかもと思う事にした。
そんなしょーもない事を私が考えているとはつゆ知らず、弦さんが私の机にやって来た。
コメント
1件
ああ、この話めっちゃわかるわ…!「大借金と中途半端な絵を見られるの、どっちがマシか」って究極の選択、頭の中で繰り広げてる自分が想像できて笑った。弦さんが近づいてくる恐怖、めっちゃ伝わってきたよ。しょーもないことほど真剣になっちゃうの、人間らしくて好きだな〜。