俺とあいつの物語。

次の日

「やば遅刻だ」

昨日自主練しすぎたせいで

俺は寝坊した。

ズキッ

なんか、頭痛いような。

まあ気の所為か

はやく準備して行かないと。

モブ「日向おはよ！」

「いつもよりぎりぎりじゃねえか笑」

「おはよー！寝坊したんだよ笑」

モブ「ギリギリ間に合ってよかったな」

「おう！」

やばいやっぱり頭いてえ。

1時間目

「えっとだから────なって、」

「ここを日向。答えてみろ」

やばい本当に頭痛い

保健室いきたいけど、

熱あったら部活できなくなるかもだし

どうしよう

モブ「おい日向」

バレーはしたいけどきつい

薬なんて持ってないし、

「日向！」

ビクッ

「は、はい！」

「ここ答えろ」

「えっとー、、」

『あの先生』

「どーした？」

『こいつ具合悪そうなんで俺が保健室

連れていきます。』

「本当か？」

「じゃあ影山頼む。」

『うす。』

俺の体調不良に気づいた？

よく見てんなー。

でも正直助かった。

保健室

『先生いねえみたいだな』

「だな。」

『無理すんなよ』

「さんきゅ。」

『部活は今日はやめとけ』

「俺はできる！！！」

『いや念の為だ。やめとけ』

「…わかった」

『一応また体調見に来るから。』

『じゃあな』

「おう。」

案外やさしい、、

あーなんか眠くなってきたな

寝たら治るかもしれないし

ねよう、

「あれ今何時だ、」

先生「日向くん目覚めた？」

「あ、先生！覚めました」

先生「よかった。」

「体調はどう？」

「大分ましになりました！」

先生「よかった。」

「担任の先生に伝えてくるから

少し待っててね。」

「うす！」

ガラッ

あれ先生もう戻ってきた？？

『日向大丈夫か？』

やべあいつだ。

『って寝てんのか。』

つい寝たふりしてしまった、

『相変わらず可愛い顔してんな、』

…………………は！！！！？？？

どういうことだ、え？

俺に言ってんのか？

いつも、

『日向ボケェ！』

とか言う奴が？え？

『…少しくらいいいよな。』

ちゅ

え、俺のファーストキスが、、

でもいい匂いしたな。

影山の匂い。

「行ったか、」

「なにがあったんだ、」

ガラッ

「日向くん、今4時間目なんだけど

帰る？それとも授業受ける？」

「あうけます！」

「そう？、なら気をつけてね。」

「うす！」

結構寝てたんだな。

寝たら体調だいぶ良くなったし

部活もできそうだ。

教室

「影山保健室さんきゅーな」

『…おう。』

『体調は大丈夫か？』

「お前のおかげで治った！」

『そ、そうか。』

「おう！部活してもいいか？」

『無理しない程度なら。』

『一応澤村さんに報告はしておく。』

「はーーい！」

あ、つい忘れてたけどこいつに

きすされたんだった。

こいつもしかして、俺の事好き、、、？

いやいやそんなことない！

きっとあれは夢だ。

うん、夢。