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「美奈さん、好きです。付き合って下さい。」「うん。」そう言って私と唯斗のお付き合いが始まった。けど、そう簡単には上手くいかなかった。私は、別れようと言っているけど、「嫌だ!」そう言ってくるから別れられない。友達に相談しても「唯斗君がそんな事するわけないじゃん。」と言われ、相手にされなかった。こうなったら、その証拠を動画にとってやる!
放課後
「ちょっと、空き教室来てくれる?」これで、録画する準備は出来た。
「ねえ、もう別れよう。私、唯斗とは一緒にいれない!」「嫌だ!俺は、美奈と別れたくない!」そう言って、私を叩いた。「う、こんなの酷いよ。私は、別れたいだけなのに。私の気持ちも、少しは理解して!」私は、泣きながら、空き教室を出ていった。(何、いつもは叩いてこないのに。)次の日、いつもの様に教室に入ると、教室はざわついていた。何があったのか聞くと、なんと、叩かれたのはこっちなのに、私が叩いたことになっていた。「みんな、この動画を見ても、私が叩いたと思う?」私は、昨日の動画を、大音量で流した。みんなは、「え、唯斗君、こんな事してたの?美奈に謝りな!美奈が可哀想だよ!」唯斗は、焦った顔で私を見つめ、叩こうとしてきた。その時、「おい、美奈を叩きたいなら、まずは俺を倒せ!」そう言って、春樹が立ちはだかった。私は、春樹に惚れてしまった。唯斗は、「俺は、悪くない。別れようとしてくる美奈が悪いんだ!」「はあ、何言ってるの、美奈は悪くない、別れたくない気持ちはわかるけど、そこで叩く、唯斗が悪い!」周りも、そうだよ!とか言って私の味方をしてくれる。「春樹、さっきは庇ってくれてありがとう。助かっちゃた。」「唯斗、別れよう。お願い。」「チッ、そんなに言うなら、別れよう。」こうして、私と唯斗は、別れることが出来た。しかし数日後、唯斗は転校してしまった。
「春樹、好きです。付き合ってください!」「俺も、同じ気持ちだった。」これがきっかけで、私はまた、新しいお付き合いを始めた。