平日の午後。人もまばらな水族館の中で、私は静かにクラゲの水槽を眺めていた。ぼんやりと漂う光の粒が、日常の喧騒をふわりと洗い流してくれる気がして——。
そんな時。
山中綾華「……あれ?〇〇じゃない?」
〇〇「えっ……あ、綾華!?久しぶり!」
山中綾華「うそー、こんなところで会うなんて!ひとりで来たの?」
〇〇「うん、ちょっと気分転換に。綾華は?」
山中綾華「私も!でもね、今ちょうど友達と待ち合わせしてるの。よかったら一緒に回らない?」
〇〇「え、いいの!?ありがとう……!」
綾華に手を引かれるようにして、エントランス近くのベンチに向かうと——
髙野清宗「あっ、綾華!あれ、その子は?」
山中綾華「偶然会ったの!〇〇。ちょっと紹介するね。こちら、髙野清宗くん。で、今手ぇ振ってるのが——」
若井滉斗「やっほー!こんにちはー!」
藤澤涼架「はじめまして、〇〇さん?」
大森元貴「あー、なんか雰囲気あるなこの子……」
二宮和也「おいおい、いきなり何言ってんの元貴」
まさかの大人数。そして、どこかで見たことのある顔がちらほら……。
びっくりしすぎて言葉が出なかった。
〇〇「え、あの……みなさん有名人……?ですよね?」
二宮和也「バレた?まあ、バレるよな」
大森元貴「いや、隠す気もなかったしね」
山中綾華「みんなオフなんだよ、今日は。だから気軽に話して大丈夫!」
藤澤涼架「せっかくだし、みんなで水族館回ろうよ!」
若井滉斗「賛成!アイス食べよう、アイス!」
気づけば私は、まるで夢のような時間の中にいた。
───
ペンギンの前で。
若井滉斗「この子、名前つけたいな。…『ぺんたろう』どう?」
藤澤涼架「そのまんますぎ(笑)」
髙野清宗「でも可愛いじゃん。ぺんたろう。俺は好き」
〇〇「……あ、じゃあ隣の子は『ぺんみ』で!」
山中綾華「ナイスセンス(笑)」
───
イルカショーのあと。
大森元貴「イルカ、思ったよりでかくてビビった」
二宮和也「いやお前さ、さっきからビビりすぎなんだよ」
大森元貴「怖いもんは怖いの。あと、水かかるのガチでイヤなんだけど」
〇〇「でも、ちゃんと最後拍手してたよね?」
大森元貴「それは……なんか、つられて……」
藤澤涼架「ツンデレ発動(笑)」
───
ソフトクリームを買ってベンチで休憩。
若井滉斗「バニラもいいけど、このミルクチョコのやつめっちゃうまい!」
〇〇「一口ちょうだい〜」
若井滉斗「おっけー。じゃあ、〇〇のと交換しよ?」
山中綾華「ちょっと〜、いい雰囲気じゃない?」
髙野清宗「若井、顔真っ赤」
若井滉斗「うるさい清宗!それ言うな!」
二宮和也「青春かよ……いいなあ」
───
帰り道、夕暮れの海の前。
〇〇「……なんか、夢みたいな1日でした」
山中綾華「うん、たまにはこういうのもいいでしょ?」
大森元貴「また来ようよ、全員で」
藤澤涼架「次は水族館じゃなくて、動物園とか?」
髙野清宗「それいい!絶対行こう!」
二宮和也「じゃ、次も会うってことで!」
みんなが笑う。
その中に私もいたことが、何より不思議で、何より幸せだった。
——また、どこかで。きっと会える気がしてる。
前回の水族館から少しして、またみんなで集まろうって話になった。
今回は……動物園!
若井滉斗「あっちにカピバラいる!やばい、かわいすぎる!」
山中綾華「わかる〜!あのゆるさがたまらん……」
藤澤涼架「てか、〇〇動物好きなの?」
〇〇「うん、大好き!今日はテンション上がってる!」
大森元貴「……俺さ、正直ゾウってちょっと怖い」
髙野清宗「またそれ?この前イルカ怖いって言ってたよね」
二宮和也「お前、いちいち動物でビビるのやめな?」
大森元貴「いや、あの目がさ、深淵を覗いてくるっていうか……」
〇〇「わかる気もする(笑)」
───
ライオンのエリアにて
若井滉斗「おーい!こっち向いて〜!……シカトだな〜」
髙野清宗「お前、ライオンに話しかけてるの草」
藤澤涼架「静かにしないと威嚇されるって、看板に書いてあるよ」
二宮和也「……〇〇、ライオン好き?」
〇〇「うん、かっこいい!あの堂々とした感じ……憧れる」
二宮和也「わかる。なんかああいう生き方してみたいよな」
大森元貴「え、何急に語ってんの(笑)」
───
ちょっと休憩。ベンチにてソフトクリームタイム再び。
山中綾華「今日は抹茶にした〜!大人な味♪」
〇〇「私はストロベリーにしたよ!」
若井滉斗「交換しよ!」
〇〇「また?しょうがないな〜」
髙野清宗「おい若井、毎回アイスで距離詰めてるやん(笑)」
藤澤涼架「これが“アイスブレイク”ってやつか……」
大森元貴「寒い。駄洒落が寒い」
───
帰り道。
〇〇「今日も楽しかったなぁ……」
山中綾華「なんか、学生の頃に戻ったみたいだったよね」
二宮和也「次はどうする?ってか、もう決まってるっぽいけど」
若井滉斗「うん!遊園地行こうって言ってた!」
髙野清宗「絶叫系、行ける?」
〇〇「……行ける、たぶん」
藤澤涼架「楽しみだな〜。よし、次はジェットコースターで叫びまくろう!」
大森元貴「……え、俺またなんか怖いの乗るの?」
全員「当たり前!」
数日後。とうとう遊園地!
若井滉斗「うおお〜!あれが噂のジェットコースター!高さやばっ!」
髙野清宗「まじででかいな……乗るぞ〜!」
大森元貴「ちょっ、ちょっと待って!俺、心の準備が……」
〇〇「大丈夫、元貴。手、握っててあげるよ?」
大森元貴「……神様かと思った……」
山中綾華「じゃあ私も元貴の後ろに乗って、しっかり背中押しとくね(笑)」
藤澤涼架「じゃ、ニノさんは僕と前の席ね!」
二宮和也「まじかよ……一番前はやべえって聞いたぞ?」
若井滉斗「レッツゴーーー!!!」
───
※ジェットコースター中
若井滉斗「うわああああああ!!!!」
髙野清宗「ぎゃあああああ!!」
大森元貴「○※△#@〜〜〜!!!!!」(←意味不明)
〇〇「きゃーーーーー!!!でも楽しいーーー!!」
二宮和也「なんでこんなことにぃぃぃぃぃ!」
藤澤涼架「ダハァ!!!」
───
降りた後。
山中綾華「全員、顔色死んでる(笑)」
若井滉斗「さいっっこうだった……!」
大森元貴「し、しばらく乗り物は……無理……」
〇〇「あはは、でも楽しかった!」
藤澤涼架「ねえ、次は観覧車とか、落ち着いたやつ乗ろう?」
髙野清宗「大賛成……」
二宮和也「年齢的に、観覧車がちょうどいい……」
───
夕焼けに染まる観覧車の中で。
〇〇「なんだかんだ、全部すごくいい思い出だなぁ……」
若井滉斗「ね、また行こうよ。今度は温泉旅行とか!」
山中綾華「それ最高!大人の遠足って感じ〜」
藤澤涼架「よし、次は“温泉編”決定?」
二宮和也「いいね、またこうやって集まれるといいな」
大森元貴「次こそ、心臓に優しいやつで……」
〇〇「うん、みんなと一緒ならどこでも楽しいよ!」
観覧車のてっぺんから、みんなで笑った。
まるで時間が止まったみたいに、心があたたかかった。
あの水族館、動物園、遊園地のあと——
気がつけば、また自然にこのメンバーで集まってた。
山中綾華「やってきました〜、山奥の温泉旅館!」
藤澤涼架「空気うまっ……!めちゃくちゃ癒される〜」
大森元貴「これぞオトナの休日って感じだな」
二宮和也「なんか、やっと静かに過ごせそう(笑)」
若井滉斗「いやいや、俺はまだまだ元気よ!温泉入って、卓球して、夜はゲーム大会な!」
髙野清宗「全力で遊ぶ気マンマンじゃん(笑)」
〇〇「私はまず温泉に入りたい〜。お湯に包まれたい〜」
綾華「女子チームは早速行こっか!」
───
[女子温泉]
〇〇「はぁ〜〜……しあわせ……」
山中綾華「ねぇ見て、あの山!紅葉始まってるよ」
〇〇「ほんとだ……きれい……」
山中綾華「こうやってゆっくり自然見ながらお湯に浸かれるって、最高の贅沢じゃない?」
〇〇「うん。なんか心までほぐれる感じ」
───
[男子温泉(わちゃわちゃ)]
若井滉斗「うおおおお!!最高〜〜!!」
藤澤涼架「滉斗、いきなり叫ぶな(笑)山に響く」
大森元貴「静かにしてくれ……こっちは癒されに来てるんだから……」
髙野清宗「おい、元貴がもう“おじいちゃん”モード入ってる(笑)」
二宮和也「それな。あ、でもこのお湯、ほんと体にしみるな……疲れ吹っ飛ぶわ」
若井滉斗「よっしゃ、上がったら卓球だー!!」
全員「ええええ〜〜〜」
───
[夕食の広間にて]
旅館の人「本日は“季節の懐石コース”でございます」
藤澤涼架「すっご、これ写真映えエグい……」
山中綾華「わさびがちゃんと葉っぱの上にのってる〜!」
〇〇「こんな豪華なの初めてかも……」
若井滉斗「うまっ!このお肉、口の中で溶けた!」
二宮和也「食レポ下手くそか(笑)」
大森元貴「誰か……俺にご飯おかわり持ってきて……動けない……」
髙野清宗「食べすぎじゃん(笑)」
───
[夜、談話室でのんびり]
若井滉斗「はい!みんな集まって!“旅行恒例ゲーム大会”開催します!」
〇〇「わ、まさかのまたゲーム!?」
山中綾華「いいねぇ、やっぱこのメンバー集まると自然とこうなるよね(笑)」
二宮和也「で、今日のルールは?」
若井滉斗「負けた人は明日の朝、みんなの靴並べる係!」
大森元貴「地味にキツいやつ来たな……!」
髙野清宗「いくぞー!UNOスタート!」
───
[深夜の星空と……]
ゲームも終わり、みんなで外に出て星を見上げる。
〇〇「うわぁ……満天の星……」
藤澤涼架「東京じゃ絶対見えないよな、こんなの」
二宮和也「こういう時間、大事にしたいね」
山中綾華「また絶対来ようね、このメンバーで」
若井滉斗「今度は、キャンプとかどう?」
大森元貴「火起こし係は、絶対滉斗な」
髙野清宗「いいじゃん、星空キャンプ!」
〇〇「みんなとだから、どこに行っても楽しい気がする」
全員「それな〜!」
星が静かに、笑い声の上を流れていった。
また、どこかでこの笑顔が重なる未来を信じて。
〜おまけ〜
翌朝、
誰よりも早く起きて靴をきれいに並べているのは……。
大森元貴「UNOの呪い、重すぎる……」
若井滉斗(笑いながら撮影中)
「元貴さん、こっち向いて〜!ピース!」
〇〇「ほらほら、ちゃんと並んでて偉いよ!」
大森元貴「……優しさが刺さる……」
旅は、まだまだ続きそうだ。
どう?みんなうちのTiktokのアカウント見つけれた?
歌詞動画用のアカウントと夢小説用のアカウント作るから待っててね!(歌詞動画用のアカウントはもうつくってるよー!)
コメント
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もっくー!これのクラスバージョンが見て見たいwwwwwニノTともっちゃんが部屋同じでひろぱとりょうちゃんが同じ部屋のでもっちゃんがドン引きしてるのが見たいwwwww wwwww