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~保健室~
リュウスケ「アイタタタタ……;」
見事に戦いに敗けたリュウスケ。(敗因:アゲハとえんら先生)
保健室でえんら先生とお手伝いとしてアゲハの2人に手当てをしてもらっている
えんら先生はリュウスケの口の横に優しく薬を塗りながら、
やんわりと注意する
えんら「男の子がガタガタ騒がないの」
リュウスケ「はい♡」
貴方「キュウビ先輩、ちょっと痛いですよ?」
アゲハはリュウスケの腕に、消毒液を染み込ませたガーゼをちょんちょんと優しく当てる
リュウスケ「イデッ…」
貴方「ご、ごめんなさい!;もう少し優しく……」
アゲハは慌てて謝ると、先程よりも優しくガーゼを当てる
そんな自分の為に一生懸命になってるアゲハを見て、
リュウスケは目の中をハートに変えながらボーっと見ている
2人の美女に手当てをしてもらってるリュウスケを、
ジンペイ達が羨ましそうに少し離れたところから見ている
(マタロウとフブキを除く3人は殺気丸出しでリュウスケの事睨んでる)
リュウスケ「僕は、えんら先生の指示で『恋愛禁止の呪い』を追っていた。
僕のせいで辞めた女子達の為にも、これは絶対に解決しなければならないんだ!」
メラ「それならそうと、初めからそう言えよ…;」
リュウスケの予想外な言い草に、メラが気まずそうに言うアゲハとコマも、
感動で鼻にツーンとくる
アゲハとコマがリュウスケの言葉にウルウルきてるのも束の間、
リュウスケは突然、人が変わったかのように赤ん坊のようになる
リュウスケ「ばぶ~♡ちぇんちぇい、僕ちん、心も体も痛いでちゅ~♡」
「「「「「!?!?」」」」」
貴方「……へ??」
リュウスケの突然の変わりようにあっけらかんとして口を開けるアゲハ
リュウスケ「いたいでちゅ~♡」
ポカンとしているアゲハ達6人を他所に、
リュウスケはえんら先生に思う存分甘えているまあ、えんら先生は物ともしてないが。
リュウスケ「あいちゅにやられたでちゅ~、あにょバカ叱ってでちゅ~♡」
メラ「……やっぱ腹立つわ!!」
メラが白目を剥いてリュウスケに怒鳴るが、リュウスケはまるで相手にしない
リュウスケ「お腹空いたでちゅ~♡おっぱ いでちゅ、おっぱ いでちゅ~♡」
コマ「ホントだー」
ジンペイ「なんか腹立つ―――!!」
2人はそう言いつつも、リュウスケの真似をしてアゲハに甘える
ジンペイ「俺も腹減ったしー、おっぱ い~♡」
コマ「僕もでちゅ~♡」
貴方「……は………/////////」
当の本人は真っ赤になって頭を爆発させ、唇をワナワナと震わせているすると、
ブチッというもの凄い音がすると、フブキがジンペイとコマの頭にゴグンゴグンッッッ!!と、
エルボーを喰らわせた
ジンペイ「!!痛ッッッて――!!」
コマ「(フブキさん…せめてもう少し優しく……脳味噌揺れたよ……)」
それぞれ自分の頭を押さえる2人の脳天には、
大きなたんこぶが……2人に食らわせた肘にフーッと息を吹きかけながら
カッコつけるフブキを、アゲハが顔を真っ赤にして落ち着かせる
そんなカオスな状態に呆気に取られたマタロウの視界に、
『たまたま』すぐ近くに置いてある蛇の置物に目が行く数匹の蛇が互いに絡まり合った妖しい置物に、
理由もなく引き付けられた
マタロウ「……?」
なんだか保健室に似合わない、とマタロウは不思議に思った