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星羅said
轟くんの声が聞こえた瞬間、女の子は私から離れた
敵（ヴィラン）「人が増えたので殺されるのは嫌だから、バイバイ」
麗「まっ、！」
森の中に入っていく女の子を見て、お茶子ちゃんが追いかけようとする
蛙「危ないわ！どんな個性を持っているかもわからないわ」
そんなお茶子ちゃんを梅雨ちゃんは慌てて止めた
私は倒れている体を起こし、女の子が去っていった方に目を向ける
麗「星羅ちゃん！大丈夫！？」
『お茶子ちゃん、、、大丈夫。平気だよ』
蛙「腕は平気？」
『血はまだ出てるけど大丈夫』
轟くんたちが来てくれなかったら、やばかった
軽い怪我で済んでよかった
轟「夜神月、、、腕が、、、」
轟くんが私の腕を見て、顔をこわばらせた
『これくらい大丈夫だよ。そんな顔しないで、ね？』
そう言って微笑みかければ、轟くんは安心したように笑った
轟「ヴィランってさっきの女か」
蛙「ええ、クレイジーよ」
緑「麗日さん、怪我を、、、、！」
麗「大丈夫、全然歩けるし。っていうか、デクくんのほうが、、、！」
みんなの話を聞いていた、その瞬間
『んっ、！？』
後ろから口を塞がれ、体ごと引っ張られた
誰か助けて、、、、
Nosaid
障「立ち止まっている場合か。早く行こう」
緑「とりあえず無事でよかった。そうだ、一緒に来て。僕ら今、夜神月さんを護衛しようと思って探しながら施設に向かってるんだ」
爆「おい待てや、クソデク。夜神月はどこだ」
麗「あれ、今さっき私の後ろに、、、」
そう言って、後ろを振り向いたが誰もいなかった
敵（ヴィラン）「彼女なら、ここにいるよ」
『んんーっ！！』
見れば、仮面で顔を隠したヴィラン連合の一員であろう男が夜神月を拘束し木の枝に立っていた
敵（ヴィラン）「この子はヒーロー側にいるべき人材じゃねぇ。もっと輝ける舞台へ、俺たちが連れていくよ」
そう言って、夜神月の頭を撫でる
緑「返せ！！」
緑谷が叫ぶ
敵（ヴィラン）「返せ？妙な話だぜ。星羅ちゃんは誰のものでもねぇ。彼女は彼女自信のものだぞ、エゴイストめ」
緑「返せよ！！」
轟/爆「退け！」
轟は氷結を出し、爆豪は爆破をし攻撃を仕掛ける
が、ヴィランはそれを難なく避け、あたかも何事もなかったかのように別の木に移った
敵（ヴィラン）「我々はただ、凝り固まってしまった価値観に対し。それだけじゃないよと道を示したいだけだ。今の子らは、価値観に道を選ばされている」
障「おいっ！爆豪と常闇がいないぞ！」
いつの間にか、二人の姿がなかった
轟「わざわざ話しかけてくるとは、舐めてんな」
敵（ヴィラン）「元々エンターテイナーでね。悪い癖さ。爆豪くんと常闇くんはアドリブで貰っちゃったよ。それにしても不思議だねぇ。爆豪くんと常闇くんは個性が効くのに、彼女だけ効かないなんて」
ヴィランは、ポケットからビー玉を出した
敵（ヴィラン）「ムーンフィッシュ、歯刃男な。彼はあれでも死刑判決控訴棄却されるような生粋の殺人鬼だ。それをああも一方的に蹂躪する暴力性、彼も良いと判断した。そして、爆豪くんもこちら側にいるべきと判断したからだ」
緑「この野郎、もらうなよ！！」
障「緑谷、落ち着け」
『んんーっ！』
なんとかして抜け出そうとする夜神月
敵（ヴィラン）「ごめんね、星羅ちゃん。少し静かにしててね」
そう言って、ヴィランは夜神月を眠らせた
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