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星羅said
目を覚ますと、誰かに抱えられていた
敵(ヴィラン)「やっと起きたか」
上を見ると、ツギハギ顔の男がこちらを見て笑っていた
『!?』
悲鳴を上げたくてもタオルで口を塞がれてできない
誰だ?
ヴィランなのは間違いない
緑谷くん達が、ヴィランと戦っている
どうにかして、抜け出さなきゃ
障子くんが爆豪くんと常闇くんのビー玉を取ったらしい
よかった、、、、、
轟くんが、なんとか私を助けようとしている
だが、ヴィランはそう甘くない
ヴィラン達はワープのような入り口を作り、入っていく
敵(ヴィラン)「待て、まだ目的が」
敵(ヴィラン)「ああ。あれはどうやら走り出すほど嬉しかったみたいなんでプレゼントしよう」
言葉に違和感を感じ、ヴィランの方を見る
敵(ヴィラン)「癖だよ。マジックの基本でね。物を見せびらかす時ってのは、見せたくないものがある時だぜ」
そう言って、ヴィランは仮面を横にずらす
それから緑谷くんたちにむけて、見せびらかすように舌を出す
その舌の上にあったのは、障子くんが取り返したはずの常闇くんと爆豪くんのビー玉だった
『!?』
轟「俺の氷か!」
敵(ヴィラン)「そう。氷結攻撃の際にダミーを用意し、右ポケットに入れておいた」
緑谷くんがこっちに向かって走り出す
敵(ヴィラン)「右手に持ってたもんが右ポケットに入ってんの発見したら、そりゃあ、嬉しくて走り出すさ」
緑「待ぁてええええええ!!!」
敵(ヴィラン)「そんじゃ、おあとがよろしいようで」
ヴィランが言い終わる直前。
なにかがヴィランの顔に向かって放たれた
緑「青山くん、、、!」
先程の正体は、青山くんが放ったビームだった
そのビームのおかげで、ヴィランの仮面が割れ、ビー玉が吐き出される
障子くんが常闇くんをキャッチ
轟くんが、爆豪くんをキャッチ、、、、できなかった
手が届く直前、ツギハギ顔のヴィランに奪われたのだ
なんとか、爆豪くんだけでも助けなきゃ
私は拘束から手だけを抜き出し、ツギハギ顔のヴィランの手からなんとか爆豪くんのビー玉を奪い、緑谷くんに向かって投げる
敵(ヴィラン)「へぇ、まだ抵抗するんだ。まぁいい、行くぞ」
私は、ツギハギ顔のヴィランに引っ張られワープの中に入っていく
緑「夜神月さん!」
轟「星羅!!」
敵(ヴィラン)「悲しいなぁ、轟焦凍」
『んーっ!』
このままじゃ、ワープに
思い切りもがくが、びくともしない
轟「星羅っ!!待ってろ、今助けるからっ!!」
轟くんの声が聞こえる
いくらもがいても、私の力じゃ敵わない
助けて、、、、
目に涙が滲む
涙で視界がぼやけてくる
轟くんと緑谷くんが私に向かって手を伸ばしてくるが
敵(ヴィラン)「残念だな」
届かなかった
轟「星羅ーーーーッ!!!」
緑「夜神月さぁああああん!!!」
緑谷くんと轟くんの叫び声を最後に、私の意識はプツンと途切れた