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最高✨
ーーー記憶をなくして1週間後ーーー
桃「…………」(エゴサ中)
桃「……すと〇りに桃くん居なくて寂しい……か」
なんで忘れたんだろ……6年間もやってきたのに……
N「どうしたの?」
桃「んー?なんで忘れたのかなって……」
N「思い出したりしないの?」
桃「うん、しないね」
N「なんでだろうね……嫌なことでもあったのかな……」
桃「え?」
N「ほら、人間って嫌な事ほど忘れたいって思うでしょ?まぁ、覚えてるもんなんだけどさ、嫌な事ほど……」
桃「うん……」
N「なんかの衝撃で忘れちゃったーとか」
桃「俺……頭でもぶつけた?」
N「でも頭痛いとか無いんでしょ?」
桃「無いね」
N「本当に嫌だったんじゃない?忘れたいほど……」
桃「忘れたいほど嫌な事か……思い出さなくてよくね?」
N「それはどうだろ?桃くんのリスナーさん達はずっと待ってることになっちゃうよ?」
桃「あーそうだ……思い出さなきゃ……」
N「ゆっくり思い出そうよ。リスナーさんもゆっくり待ってくれると思うよ」
桃「うん、ありがとうNくん」
N「んじゃ!仕事行ってくるねー!」
桃「頑張って!」
N「はーい!」(出る)
*ピコン* (LI〇N)
桃「……橙だ。えっと……オレンジだよな?」
橙)桃ちゃん今から会えない?
桃)なんでですか?
橙)謝りたいことがあるねん
桃)謝りたい事?
橙)せや、直接謝りたい……
桃)分かりました。
橙)〇〇公園って分かる?
桃)はい、分かります。
橙)そこで待っとるな
桃)分かりました。
桃「行くか……」
ーーー〇〇公園ーーー
橙「桃ちゃん!」
桃「あー……橙くん?」
橙「そや……呼び捨てでええで、あと敬語も」
桃「分かった……で何?」
橙「えっと……ごめん!」
桃「……?」
橙「覚えてないかもだけど……謝らないとって思ったんや」
桃「うん……」
橙「記憶失くした桃ちゃんに会って、最年長って言ってるけど同じ人間やでって言われて気付いたんよ……俺、桃ちゃんに酷いことしてたって」
桃「酷いこと?」
橙「桃ちゃんを最年長だからってなんでも出来るって思ってた。最年長だからなんでもやってくれるって……でも途中から少し気付いてたんや、桃ちゃんがその言葉で苦しんでるって、でも笑ってたから桃ちゃんは大丈夫なんやって」
桃「……」
橙「全然大丈夫やなかった……俺気付いてたんに……気付かないふりしてた。ごめんなさい」
桃「……っ」ズキッ
頭が痛いっ……
橙「桃ちゃん辛かったよね……俺、桃ちゃんとまたすと〇りしたい、コラボ放送とかしたいねん!桃ちゃんいないと楽しくないで……だから記憶戻すの手伝わせて欲しい……」
桃「…………」
ズキン……
橙「桃ちゃん?」
桃「……ッア」
*フラッ*……
橙「桃ちゃん!!」*ガシッ*!
桃「ハァッ……ハァッ……」
ズキンズキン
橙「桃ちゃん!?大丈夫?」
桃「頭がっ……イタイッ」
橙「頭!?あそこにベンチあるから一旦座ろ!」
桃「っ……コクン」
橙「ゆっくり……」(座る)
桃「っ……ハァッ……ングッ」
ズキンズキン
なんか…入ってくる……脳にっ……何かがっ…
桃「ハァッ……ハァッ……」
橙「桃ちゃん……」
桃「ハァッ……橙っ……」
橙「桃ちゃんっ!」
桃「ハァッ……ハァッ……」
橙だ……橙の記憶っ……
橙「桃ちゃん!?大丈夫なん!?救急車呼ぶ!?」
桃「だいじょーぶ……少し治まってきた」
橙「そっか……良かった……」
桃「ありがとう……」
橙「桃ちゃんここにいれる?水買ってくるで」
桃「うん、大丈夫」
橙「行ってくるな」(行く)
桃「…………はぁ」
橙の記憶だけ戻ってきた……なんで?
記憶を戻すためにこんな頭痛に苦しむのか?
橙「桃ちゃん買ってきたで」
桃「ありがとう……コクッコクッ」
橙「もう大丈夫なん?」
桃「うん……大丈夫。」
橙「良かった……体調悪かったん?」
桃「いや……多分、橙の事を思い出したからだと思う」
橙「そっか…………ん?」
桃「……?」
橙「思い出した?」
桃「うん」
橙「俺の事?」
桃「うん」
橙「……ぇえええええええ!?」
桃「うるさいっ」
橙「あぁ、ごめん。でもホンマに!?」
桃「ほんと」
橙「俺の事言ってみ!?」
桃「最強エンターテイナー橙。大阪出身で笑いの天才……でいいか?」
橙「桃ちゃんんんんん!!」ギュッ
桃「うわっ……なに!?」
橙「思い出してくれてありがとう!」
桃「……忘れてごめん」
橙「ええんよ、思い出してくれたから」
桃「ん……」
橙「ほかは?思い出したことある?」
桃「いや……橙の事ぐらいしか……すと〇りもほかのメンバーも分からん……」
橙「家の事は?」
桃「なんにも……」
橙「そっか……でも俺の事思い出せたんや、他のことも思い出せるで」
桃「そうだといいけど……」