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はい皆様こんにちは！NOWです！今回は2話です！前置きも無いので早速どうぞ！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━おかしい。
どうにもおかしい。
周りの人が避けていく。
「何でだ？俺が何をしたと言うんだ。」
人に話しかけようとしても無視される。
まるでそこに何もいないように。
講義中は最悪だった。後ろから消しゴムを投げられ、先生も目を合わせようとしない。
講義が終わりトイレへの個室と駆け込む。
「今日は何かがおかしい。何があったんだ…」
そう呟いていると上から何か冷たいものが流れ込んできた。
水だった。
「はははwwざまぁみろwお前のせいだからな！」
「おいおい止めとけってww」
「うるせぇw非国民に情けをかけるなwお前も同じ目に遭わせてやろうかw」
「わりぃわりぃww」
誰かが話す。話し声からして5.6人はいる。だが誰も止めようとはしない。むしろもっとやれだのと大騒ぎ。
しばらくして個室から出る。
せっかく来てきた服がもうもとの形に戻れなさそうなくらい水を吸っていた。
火山が噴火しそうな程の怒りを抑えながら講義に戻ろうとしたその時だった。
一瞬俺の頭の上に赤いひし形のマークが見えた気がしたのだ。
目を疑いもう一度鏡の方を見る。
確かにそこには赤いひし形のマークがあった。
取ろうとしても取れない。まるでそのマークが実体を持たないかのように。その日は家に帰った。
そして何ヶ月も同じ日々が続いた。
殴る蹴るの暴行は当たり前。更に誰かが学校の中に非国民がいるとSNSに投稿しているのを発見した。
それをyoutuberが見逃すはずが無く瞬く間に俺のことが広がった。その動画には俺の住所や名前などが書かれていて、信者共による電話により不在着信が658件来ていた。
学校に行っても暴行を加えられる。そしてSNSでもアカウントに投稿ていたものにも全て荒らしが来ていて、インスタで投稿していた写真も全てSNS上に晒されていた。「コイツ顔気持ち悪w二度と見たくないわ🤮」「なんで生きてるのかが不思議なくらいだわw」「こいつが死んだらきっと面白いんだろうな😎早く飛び降りて死ねよw」「なんでコイツフォローしてたんや。知らん間に勝手にフォローさせられてたわwこれもコイツがしでかしたことなんだろw訴えてやろうかなw」
さらに風邪をひいたと言う投稿には、「病人が病人の真似をするなしw気持ち悪いwなんで生きてるんだよw」とまで書かれていた。そしてyoutuberに至っては「非国民は早く消えて欲しいね」という始末。
俺が何をしたっていうんだ。
1人をいじめて何が楽しいんだ。
そんなに群がって惨めだと思わないのか。
病人はお前らの方じゃないのか。
非国民はお前らの方じゃないのか。
なあ
なあ
おい
お前らの事だよ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第2話[完]
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