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皆様どうも。この小説を書いている作者です。
今回も注意事項を以下に書きますのでよく読んでいただけると嬉しいです。
・作者は🌈🕒️にハマって約4〜5カ月のオタク
・キャラの口調が曖昧
・文章の破綻
・展開が早い、急
・ttの嘔吐表現あり
・rtttが付き合っていない
・捏造まみれ ←一番重要
などなど…とにかく、
なんでもいけるよ!という方向けのお話になっております。
地雷などがある方は今のうちにブラウザバックをお願いします。
スクロールすると本文が現れます。
tt side
その次の日から、二人の協力により隠していたときより断然やりやすくなった。
やはり仲間というのは偉大だ、と改めて感じた。
「ぉ、テツ!ちょっと、」
「あぁ〜リトセク!!この前の報告書、
適当すぎだって本部から返されてきたんだけど!」
「マジ?!すまんすぐ直すわ!」
こんな風に話しかけられそうになったら理由をつけて別のことに気をそらしてくれたり、
「…っ(やべ、吐きそう…)」
「…テツ、俺資料二階の部屋に
置いてきたんよ。休憩がてら
一緒に取りに行こーや!」
吐き気が襲ってくると、それを察してリト君の視界から見えないところに移動させてくれたりしてくれた。
どこか鈍いところがあるリト君のことだから、当分は僕のことに気づかないだろう。
とはいえ、もともと決まっている任務やその日のシフトは変えることができないわけで。
『エリアB付近にKOZAKA-C発生。
エリアB付近にKOZAKA-C発生。
パトロール中のヒーローに至急応援求む。』
「テツ、エリアBだ」
「了解!さくっと片付けて俺はタバコを吸う!!」
事前に吸っとけよお前、と軽く説教を受けながら、俺は今日パトロールの区域が同じだったリト君とKOZAKA-Cが発生したエリアに向かった。
そこではKOZAKA-Cがわらわらと湧き、子供や老人など比較的体の自由が効かない市民から襲い始めていた。
「オラァ!悪・即・斬!!」
自前のナイフで子供に襲いかかろうとしたKOZAKA-Cを切り捨てると、へたり込んでいた子供を立たせた。
「大丈夫か少年!早く逃げな!」
「ぁ、ありがとう佐伯!」
「”さん”をつけろデコ助野郎!!」
どうも俺は子供に舐められやすいらしい。まぁそんなことは今どうでもいいのだ。
俺がこんなやり取りをしている間にもリト君は持ち前の筋肉で敵をばったばったと倒していき、一般市民の避難が済んでくると徐々に雷も解放していっていた。
どこまでも優しいヤツだ。リト君はヒーロー歴が長く、技術力も高い。相棒であるキリンちゃんとは阿吽の呼吸と思われるほどだ。その場にいる一般人を巻き込まずにKOZAKA-Cだけ雷で狙い撃ちするのも出来ただろうに。
そんな優しさも俺がリト君を好きな要因の一つでもあるが。
そんなこんなで、今日も何事もなくKOZAKA-Cを倒し終えた。
「うぃ、テツお疲れ〜」
「お疲れリト君。それで…その、
一服いいっすかね…」
「おー、行って来い行って来い。
俺残党がいねぇか確認してくるわ」
お言葉に甘え、俺は良さげな路地裏を見つけそこでタバコを吸うことにした。最近は喫煙所も減っているのでこういうところを探して吸うしかないのだ。
カチリとタバコに火をつけ、口元に持っていき吸う。体の中の空気がタバコの悪い煙と入れ替わっていく感覚がした。
「ふー…」
ゆっくりと細く吐きだすと、タバコの煙で染まった息が空気中に放たれやがて消えていった。
勝利後のタバコうめぇやコレ。勝利の味。
なんて心の中でボケながらタバコを吸う。が、不意にまたあの吐き気が襲ってきた。
今はタバコを吸っているとはいえ任務中だ。何かあったら困る。
そう考えてタバコで無理やり花を押し戻せないものかと試みるも、だんだん吐き気と気持ち悪さが勝つだけでどうにもならなかった。やむなくタバコの火を消す。
「ふー、ふ”〜…ッ、お”ぇえ、うぇ”、あ”、かは、」
そのまましゃがみ込み、俺は花を吐いた。花弁が喉に突っかかって息切れしたような苦しい呼吸音が喉から鳴る。
そして、今回吐いた花はポピーだったようではっきりとしたピンク色に近い色が暗い色が目立つ路地裏に異様に浮いているように見えた。
花吐き病になってから俺は随分と花に詳しくなった。ポピーの花言葉はいくつかあるが…印象に残っていたのは「慰め」、だろうか。どうしても病気は俺に「この恋は成熟しないぞ」と言いたいらしい。
ふざけるな、んなこたぁとっくに分かってんだよ!とちょっとキレそうになりながら花を近くにあったゴミ箱に入れようとした。
「…テツ?」
「うぉわっ?!り、リト君!」
いつの間に背後にリト君が来ていたらしい。俺はきゅうりを目の前に置かれた猫よろしく飛び上がりずざざっと三、四歩ほど後ろに下がると彼に鶏を思わせる声で盛大に笑われた。
「な、なに反応楽しんでんだよ見せもんじゃねぇよ!!」
「すまんwwwテツごめんってwww」
ぎゃあぎゃあと騒ぎながらも、俺は処理し損ねた花をリト君から見えないようにうまく体で隠した。
「はぁ…w、テツ、もう見回りここらへんで終わりだし
先にアジト戻っといていいぞ」
「えっ、いいの?!俺職務怠慢にならない?!」
「帰ってもどうせ報告書書くしならねぇよw」
またリト君に笑われながらも俺は結局先に帰った。恐らく花のことは気づかれていない。俺はそのことに安心しながらも急にどっと力が抜けて、アジトに帰ったときにはもうそれはそれはマナ君とウェン君に心配された。
「…、」
ただ、俺を見送るリト君の目がやけに細められていることに俺は気づけなかった。
スクロールお疲れ様です!
今回はキリが良いかなと思ったので前回より少し短いですがここで切らせていただきます。
本当はもっと早くに投稿するつもりだったのですが、
某ポケットのモンスターが戦うカードゲームアプリにドハマリしてしまい…
執筆がはちゃめちゃに遅くなってしまいました。反省。
第一話は早速♡が30を超えていて驚きました!まさかこんなに
たくさんの方に見ていただけているとは…!
これをモチベに、納得のいく完結まで持っていけるよう頑張りたいと思います!