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桃『 何 を 描いているの 。 』
俺が描いている芸術に君は疑問を呈した。
翠『 俺 なり の 芸術 っていうのかな 。 』
小さく微笑んでその問の答えを出した。
俺は赤色をのせている指をまた動かし始めた。
翠『 まあ それで 気持ち悪いって言われたんだけどさ 。 』
翠『 仕方ないよね 、人 には 人 なり の 価値観ってのが あるし 、全員 に 認めてもられっこない 。 』
自分を慰めるように言葉を綴った。
自分を理解しているから、言えるんだ。
桃『 俺 は その絵 好きだよ 。 』
その一言でも、俺はこの上ない優越に浸った。
もうこんなにも歳をとっているのに、未だ自己顕示欲を抑えきれていないのだ。
翠『 おかしいね 、その言葉 が とっても 嬉しい 。 』
桃『 褒められたら 誰だって 嬉しくなるんじゃないの ? 』
翠『 そうだね 。 』
涙が出そうになった。
俺も老けたのか、まだ23なんだけど。
翠『 描き終わったよ 。俺 は 帰るけど 、らんくん は 帰らないの ? 』
桃『 帰っても 誰 も いないから 。 』
先程まではめていた手袋を裏返しにしてから持っている小さな鞄に突っ込む。
その後、君の行方を尋ねた。
君は深く頭を下げて蹲り微かに聞こえる声でそう発した。
翠『 家 来る ? 』
桃『 … … 。 』
撫でやかに放った言葉に反応を示さない君。
じゃあ 、下手で行こうか 。
翠『 ご来訪頂けるのならば この手 を お取りになって下さいませんか ? 』
桃『 … 喜んで 。 』
微笑んだ君は手を取った。
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コメント
2件
うわぉ、最高!
うおおお第3話読み終えたよ〜!!😭💕 翠くんの自己顕示欲と「人に認められたい」って気持ちが23歳って設定も相まってめっちゃリアルで刺さった…桃くんの「その絵好きだよ」の一言で涙出そうになるの、わかるよその気持ち!!自分を理解してるからこそ響く言葉があるんだよね🥺✨ 「家来る?」からの流れも静かでドキドキした…続きめっちゃ気になるから早く読みたいよおお!!🌸
ᰔ
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#御本人様とは一切関係ありません
現世くるり ◤ ペア画なう ◢
2,779
#緑愛され
ゆらね🎼🍵🍍🌸
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