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桃『 なんで 俺 の こと 拾ってくれたの 。 』
少年は桜色で塗られた瞳をこちらに向ける。
俺の目を真っ直ぐと見て、疑問を問う。
翠『 特 に 意味 は ないよ 。 』
翠『 ちょっと 、面白そうだったから 。 』
冷淡に正直に答える。
子供っていうのは意外と嘘と真実を見抜くことが出来るから。
昔の自分がそうだったから 。
翠『 終わり 、らんくん の 欲しい 答え に なってたかな 。 』
桃『 大雑把 だけどね 。 』
翠『 そう 、それは 残念 。 』
ポンポンと優しく撫でてあげたら彼はそれを抵抗するでもなく素直に受け止めて、俺の回答に対して指摘する。
俺はそんなことを気にもとめずに微笑んだ。
翠『 じゃあ 今度 は こっち から 質問いいかな 。 』
桃『 いいよ 。 』
進ませていた足を止めて、彼に了承を求めた。
彼はあっさりと了承して俺の質問が来るのをまっすぐと目を見て待っていた。
俺は彼と目線を合わせる為に屈んで彼のことを目一杯抱き締めた。
翠『 俺 の こと どう思う ? 』
桃『 綺麗 だと 思う 。 』
間髪入れず彼は答えた。
俺は彼の瞳と視線を合わせる。
彼の言葉に嘘はない、そう思った。
桃『 貴方 は 、御伽噺 に 出てくる 王子様 みたいに 優しい 。 』
桃『 俺 の 両親 みたいな 私欲 に まみれた 魔女 とは 違う 。』
桃『 … 素敵だよ 。 』
その言葉は別に彼にとって意味はないのだろう。
ただ頭に浮かんだ言葉を口にしているだけなんだ。
翠『 … ありがとう 、そんなこと 言われたのは 初めてだよ 。 』
彼を見ずに俺はそう言った 。
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コメント
1件
おお、第4話読んだわ……。この2人の距離感、すごく繊細でいいな。桃くんが「綺麗」「王子様みたいに優しい」って言うシーン、胸にズシッときた。翠さんの「初めて言われた」って返しも、何か過去を感じさせるし。まだ4話なのに、もうじわじわ来てる。続きが気になる🔥