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最俺、捏造、注意してね。
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「俺、実況やめる」
そう言い出したのはつい最近の事
「…いきなりどうしたんだよ。」
少し、カッとなった気がする。
「そのままの意味。俺には向いてない」
「それだけの事だよ」
アイツは、向いてないとか言った
向いてない?、誰が、いつ、何処でそんなことを
言ったんだ。
「向いてないとか、言うなよ」
悲しかった、寂しかった、でもそれ以上に
苛ついたんだ。
「お前、どんだけの人がお前を見てるか」
「知らねぇの?」
「知ってる、知ってて言ってる」
「なら尚更なんでだよ」
「……疲れたんだよ。期待に応えるのが」
アイツは、人一倍頑張っていた
そんな風に言うのも、分かる気がした
分かりたくないけれど嫌でも分かった
ただ、それを了承したくはなかった。
「…駄目だ、俺が許さねぇ」
「別にキヨの意見は聞いてないよ」
「ならなんで俺に相談したんだよ」
アイツは、少しの間黙って、下を向いていた
顔を挙げて、ゆっくりと言った
「一番、信用できたから」
「一番、頑張ってたから」
「一番、すきだから」
それだけ言うとアイツは家から出ていった
それ以来アイツの動画も、実況も、全部
見ていない、見ていないけれど、パソコンの
ファイルには残っている。
こうでもしないと、アイツを、本当に、
忘れてしまう気がして、アイツがまだ
此処にいる気がして、捨てれなかった
「なぁ、お前がいなくなってから」
「半年は過ぎたぞ」
「ラーヒーとの実況も途中だし」
「こーすけとの実写もまだ予定に入ってる」
「なぁ、何時になったら戻ってくんだよ」
「ファンもみんな心配してんぞ」
「うっしーも、がっちさんも、レトさんも」
「みんなお前を待ってんだぞ」
「なぁ、フジ、戻ってこいよ、、、」
アイツが、フジが、居なくなってからは
みんな静かで、まるで生気の灯った目では
なくなってる、動画の投稿頻度も、段々
下がっていってる。
良い例が俺だ。
アイツがいなくなったその日から、
一、二週間に一回くらいのペースまで落ちた
ファンからも、心配され。月一の放送も
今はやってない。
はやく
戻ってきて
俺らを
安心させて