アモン「おかえりなさいっす、主様!?!?」
屋敷に帰った安堵感で涙が溢れてしまった。
主「アモン、私ずっとここにいていいかな、?」
主「もう辛いよ、」
震える声で問いかけた。
アモン「勿論っすよ」
アモン「いつでも主様をお支えするっす」
主「ごめん、ね?」
涙が溢れ出す
アモン「大丈夫っすよ。ゆっくりでいいので、事情を話してくれないっすか?」
主「うんっ、」
私は全てを説明した。
主「もうっ、嫌だ、」
アモン「よく頑張ったっすね、」
アモン「俺がいるっすから、大丈夫っすよ」
主「ごめんなさいッ、ごめんなさいッ、!」
泣きながら訴える君をただ抱き締めるだけしか出来ない、
主「辛いよぉッ、」
主「苦しいよぉ、、ッ」
アモン「そう、っすよね、」
アモン「もう俺がいるので、大丈夫っすよ」
アモン「俺が守るから、」
アモン「だから、」
アモン「だから、」
アモン「しばらく此方で休みましょうっす」
主「ありがとうっ、ありがとう、!」
しばらく泣いた後、落ち着いた主様が
主「もう、彼方になんか帰らずに此方にずっといてもいい、?」
そう問いかけてきた。
アモン「もちろんっすよ!此方は主様の屋敷ですから。」
主「ありがとうっ!やっぱり、私には執事のみんなだけだよ。」
アモン「そーいえば、主様!庭の隅に珍しい植物が咲いたんすよ!」
アモン「俺らで一緒に育てましょうよ!」
主「うんっ!」
アモン「俺達だけの秘密の植物っすねw」
主「だね!」
アモンはそうやって話を逸らした。
私への気遣いだろう。
優しいな、もうその優しさに触れるだけで涙が溢れそう。
それをグッと堪えて私はアモンとベリアンの所へ向かった。
ベリアン「あら、おかえりなさいませ。主様」
ベリアン「アモン君もご一緒なんですね!」
ベリアンが優しく微笑んだ後、何かに気づいたのか心配そうに顔を覗かせた。
ベリアン「主様、目の下が赤くなっていますよ?どうかなさったんですか?」
ベリアンは私が泣いた事をすぐに察してくれた。
主「実は、」
ベリアンにも全て話した。
ベリアン「それはお辛かったですね、もう私達がいるので大丈夫ですよ。」
ベリアン「何かあったらすぐに相談してくださいね」
と言って頭を撫でてくれた。
ベリアン「もし、帰りづらいのでしたら、」
ベリアン「ずっと此方にいても構いませんからね」
ベリアンは私が言おうとしていたことまで察してくれた。
主「ありがとう!私、もう此方にずっといる事にする。」
ベリアン「わかりました!」
ベリアン「では、また一緒にお茶しましょうね♪」
主「うん!」
私はベリアンと別れ、アモンが言っていた珍しい植物を見に行くことにした。
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