「宿っていってももう誰もいないからどの家を使ってもいいよ。あっあれとかどう?」
そういってウパパロンさん…略してウパさんが紹介した家は豪邸だった。まあ豪邸というよりかは城だけど
「ここにしよー!ね、めめさんいいでしょ?」
あざといぞこの娘…
「いやでもそこらへんの家でも十分…」
「えーーーーいやいや…」
あの後ヒナちゃんにゴリ押されて結局あの豪邸にすることにした。
「なんか疲れちゃったし、今日は休んで明日観光します?」
iemonさんの言葉に全員が頷き、各々荷物を取り出してくつろいでいた。
「そういえばトイレってどこにあるですか?」
私の問いかけにウパさんが
「そのドアを出て右にいくと階段があってそこをのぼってすぐ左にありますよ」
(おお…的確な指示)
「ありがとうございます、探索がてらいってきますね」
ここ、庭もあるのかな?いってみよう
「…」
あれ?ウパさん?こんなところで何してるんだろう。
庭につくと綺麗なピンク色の髪を水面からさしている太陽の光に照らされながら明後日の方向を向いているウパさんがいた。
「おーいウパさーん!!」
私の声に気づいたのか驚きながらこっちに振り向いた。
「ああ、めめさんか。探索ですか?」
「はい、この庭すごく綺麗ですね。つい最近まで手入れされていたような」
「…」
…地雷だった?やっばい気まずい
「…数日前までは人がいたので、と言っても弱っていたのであまり手を加えられなかったと思いますが」
「なるほど〜」
「まだ探索するんですか?」
「はい」
「じゃあ案内しますよ」
「えっマジですか? 『神だ〜』」
「!?」
ふふふ、ウパさん驚いてる…そうこれは旅の途中でiemonさんが言っていた『神だ〜』を録音したものである!!使い道あってよかった〜
「iemonさん?許可取ってるんですか?」
「もちろん取っていません」
「wwwwwww」
腹を抱えて笑ってしまった
「ちょ、早く行きましょうよ!!日が暮れちゃいます!!」
「誰のせいですかwww」
「iemonさんでしょ!!」
「wwwwwwww」
コメント
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ちょっ、めっちゃ『神だ〜』