テラーノベル
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タオルで顔を隠したまま、泉は黙りこんでいた。
真はにっこり笑って、その隣に腰を下ろす。
真「照れてるの、ばれてますよ?」
泉「……っっ、ば、バカ……」
泉はタオルを下ろして、じっと真を見つめる。
その頬はまだ赤くて、でも目だけは真剣だった。
泉「……オレだって……その気になれば……!」
真「……?」
泉「ゆ、ゆうくんなんか……っ、簡単に赤くさせられるし……っ、ぐ、ぐいってして……!」
泉は言いながら、自分で混乱してきたらしい。
言葉がしどろもどろになり、視線が泳ぐ。
真は思わず吹き出して、にっこり。
真「……じゃあ、やってみます?」
泉「……っっ、い、いつか絶対、もう一回するからっ……!!」
泉の耳は、ますます赤くなっていた。
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