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地雷さんやBLとはなんぞや?って人はGo Back🔙
葡萄(sm×sh)、友情出演nk、br、kn、kr
⚠️過激な言葉有り、軍パロ
【気遣い】
sh side
「グス、」
この姿を見られたら、幻滅されるだろうか。心配してくれるだろうか、軽蔑するだろうか。
汚れた俺には、もう振り向いてくれないかもしれない。
部下1「シャークん様!」
「なんだ?」
部下2「倉庫の方で問題がありまして、一緒に来ていただけませんか?」
「いいよ」
間違いだった。
部下1「チョロかったな」
部下2「な。またヤろうぜ」
「…」
もっと警戒しておくべきだった。
部下にヤられるなんて思いもしなかった。
俺にはスマイルという恋人がいるのに。いや公開はしていないし、メンバーにも知られてはいないけれど。
でも普通に考えて無理矢理は無いだろ。これが総統に知られたら、しっかりと不敬罪で処刑だ。あぁ、処罰じゃない。ちゃんと死んでもらう。
でも、総統はなかむ。
俺は彼にこの出来事を言うことができない。
知られるなんて耐えられない。
彼に告発すれば、きっと他のメンバー全員にも知られるだろう。そうすれば、引く者もいるだろう。必要以上に慰める者もいるだろう。
スマイルからは、別れを持ちかけられるかもしれない。
とりあえず、風呂に入ろう。中にあるままじゃ、気持ち悪くて仕方がない。
風呂から上がった後、気づいたら、談話室の前にいた。
扉を開けると、窓辺の椅子に座り本を読んでいるスマイルがいた。
やわらかい陽に照らされながら儚げに読む彼の姿は酷く様になっていて、顔が熱を帯びていくのがわかる。
sm「さっきからこっち見てるが、どうした?」
「ぇっ、あっ、な、んでも、ない…」
sm「来るか?」
スマイルはわざわざソファに移動して、手招きをしてきた。
この優しさに惹かれたところもある。
でも、今はその優しさが痛い。苦しい。
胸がギュッとなって、彼のもとに行くことができない。
やめて、今の俺に優しくしないで。
お願い…。
sm「…?なにか悩みがあるのか?」
「…」
確かに、告白するには好条件な状況だ。
でも、、
sm「別に言いたくないなら言わないでいい」
そう言って彼は本に目を戻す。
言わなければもうチャンスはない、そんな気がした。
別れ話覚悟だ。
国からだって離れてもいい。
「あのね」
彼は黙る。
ただこちらを見ている。
「俺、部下に、無理矢理、されたの」
sm「そうか」
「いれられたの」
sm「そう、か」
「中に出されたの」
sm「…」
「痛かった。苦しかった。気持ち悪かった」
「泣きたかった。叫びたかった。助けがほしかった」
「止まって、くれなかった」
「誘い文句が、倉庫の問題だったの」
「騙されたの。裏切られたの。辛いよ」
sm「そうか」
「死にたい」
「ここにいたくない」
「消えてしまいたい」
本音を全て彼にぶつける。顔色ひとつ変えない彼、俺の気持ち、伝わってるのかな。
sm「そうか」
別れを切り出すなら、早くしてくれ。
sm「…シャークん前よりクマ酷いな。寝たらどうだ」
「…は?」
sm「?」
なんだよ、コイツ。折角人が話したっていうのに、急に話を変えやがったな。
「…」
sm「来いよ。寒いだろ」
反論できない。正直寒いのは確かだった。人のぬくもりが欲しかった。
覚束ない足で彼のもとに行く。隣に座れば、控えめなハグをされた。じんわりとあたたまる体に涙が出そうになる。すると、急に何かをかけられた。
sm「風呂上がりであったかかった?この季節すぐ冷えるからな。これ羽織ってろ」
それはスマイルの上着だった。
sm「おやすみ」
意外にもすぐ眠気が襲ってきて、俺はあっという間に意識を飛ばした。
意識が浮上する。
何かが聞こえて来る。喧嘩?
目を少しだけ開く。まだ俺には彼の上着がかかっていた。
nk「_から!なんで無断で二人も殺したのかって聞いてんの!!」
sm「別にいいだろ!殺害まで至るほどの何かがあったんだよ!もう踏み込んでくんな!!」
nk「踏み込むだろ!!あの二人はちゃんと能力があったんだぞ!!!」
br「どーどー…シャークん起きちゃうよ…?」
kr「なんでコイツはここで寝てんだよ」
nk「兵数が左右する事柄は全て俺ときりやんを通せって最初から言ってんだろ!?情報官だから自由にしていい訳じゃないんだよ!!」
nk「二人は特に優秀だったんだぞ!?なんで勝手に捕らえて拷問して殺すんだよ!!!」
kn「少なくとも拷問する必要ないでしょ?あれさえなきゃ助けられる可能性があったのに!」
sm「んな事わかってるよ!!でも、そうせざるを得なかったんだよ!わかれよ!!」
nk「スマイル!!お前は、総統でも人事管理官でも拷問官でもない!!この一件全てお前の管轄じゃない!!お前がやった事は大問題に発展する事だぞ!!!」
kn「理由ぐらい話せよ!!そうすれば俺らだって考えられるだろ!!」
sm「言うわけないだろ!!!」
一段と声を荒げ否定する彼。
俺のせいで、ここまでの大喧嘩が起こっている。ごめんなさい、スマイルは悪くないのに。
声を出せ。
スマイルは悪くないって言え。
nk「なんでそこまでして隠すんだよ!!!」
「ビクッ」
怒りやすいけど、いつもの喧嘩よりももっと本気の、気迫のある怒号に体を跳ねさせる。やめてよ、怖いよ。
br「…!しゃ、くん!?」
nk「あ゛?」
br「シャークん!?大丈夫!?」
「うぁ、ちがっ、、」
sm「…!怖かった?ごめんな、?」
nk「おい逃げるな」
kn「お前はこっちだ。ぶるーくときりやんに任せろ」
だめ、やめて。
これ以上スマイルを責めないで。
br「何か言いたいの?」
kr「大丈夫か、?」
「すま、」
sm「っ!」
「すまいるは、、わるく、ない…!」
「ゃめ、てよ」
「わる、く、ないの、、!」
nk「シャークん…」
kn「…スマイル。ちょっと別室行こうか」
sm「…」
kn「なかむも」
nk「うん、勿論。スマイル、来て」
sm「…いやだ」
kn「来いよ!そこまで何も知らないシャケに庇われたいのか!?」
nk「お前はシャークんの部隊員を殺したんだぞ!!庇われる権利なんてな__」
「違うって!!」
脳が覚醒して来る。ならば、
叫べ。スマイルへの誤解が解けるまで。
何が起こったのかはわからない。俺が寝ている間に俺を襲った奴を殺した?ならば、余計に怒られる筋合いはない。
全ては俺のせい。
責めるなら、油断しすぎた俺を責めろ。自衛できなかった俺を。彼らを止められなかった俺を。部隊を管理できなかった俺を!
「スマイルは悪くない。全て俺がッッ」
sm「待てシャークんは被害者だろ」
「でも、少なくとも俺にも非はある。管理しきれなかった俺が悪いんだ。自衛できなかったから…」
sm「なら俺だって監視しきれてないだろ」
「スマイルは今日休暇だったじゃん。監視なんてしなくたっていいんだよ」
sm「…」
nk「んん?」
kn「なんか、話変わってくる…」
nk「シャケが被害者?じゃあシャケはスマイルの動機を知ってるの?」
「死んだのが部下1と部下2なら」
nk「え、じゃあ教えて?なんでスマイルは二人を殺したの?」
sm「言わなくていい。辛いだろ」
「俺、その、」
言え。そうすればスマイルは許される。
スマイルのためにも、言え。
襲われたんだ
kn「っシャークん落ち着け!」
「ヒュッ」
出たものは空気だけ。声なんて出なかった。
なんで?なんでなんでなんで?
なんで言えないの?
なんでなんでなんでなんでなんでなんで。
スマイルは俺を助けてくれたのに、俺はスマイルを助けられないの?
ねぇなんで?
sm「大丈夫、言わなくていいから!無理しないでくれ…。お願い、大丈夫だから…!」
そう言ってスマイルは俺を抱き締める。
なんで泣いてるの?
俺悪い事しちゃった?また迷惑かけちゃった?
「ねぇ、スマイル。別れよ、」
sm「は…?」
「迷惑かけすぎちゃったよね、?」
sm「なんでそんな事言うの…」
nk「…きりやん、ぶるーく。ちょっと外れてくれる?きんときも」
kr「え、わ、わかった」
br「な、なんで?…まぁ、書類するか…」
kn「え、俺も、?」
nk「うん。盗み聞きしたら許さない」
渋々といった表情で出ていく3人。気配的にも皆しっかり離れていっただろう。
nk「…質問。シャークんとスマイルはどういう関係なの」
半分好奇心が入ってるような目で問われる。
もう、言ってしまった方が楽か。
「恋人」
sm「!?ちょっ!?」
nk「…ふーん。どっちが彼氏?」
「……」
sm「…一応俺だけど」
nk「へぇ…よ、」
「よ?」
sm「何にやついてんの?きもい?」
「あっ…」
すっかり涙が引っ込んで、落ち着いて話ができるようになった。
恋人だとなかむに打ち明ければ、急にニヤニヤし始めた。さらにはどちらがカレカノかどうかすら聞いてきた。ノリノリかよ。
nk「よかったねシャケ、気の遣える彼氏で」
「!」
sm「っ!?」
nk「なんだよぉ彼氏の気遣い?じゃあ兵士殺害は?」
sm「…シャークんが襲われた…」
nk「で、シャケが寝てる間に全て終わらせようって魂胆ね?」
nk「えぇえええ怒った意味…ごめん」
「だからスマイルは悪くないでしょ」
nk「そうだね、ごめん」
なんか、誤解解けたみたい。
てか、なんだよそれ。スマイル…。
「不器用かよ…」
sm「んなっっ」
nk「いい彼氏持ったじゃ〜んw上着もかけてもらってさ?さぞかしいい眠りができたんでしょうね!寝顔めっちゃ穏やかだったし」
nk「スマイルの事大好きだもんねシャケ?w」
「コイツ調子乗りやがって…//」
nk「でも上着放してないじゃん」
「ウグ…//」
sm「もういいだろ。解散だ解散」
nk「秘密にしとくわwお幸せに!」
「マジで…」
sm「…今度菓子買ってやるか…」
きゃああああ(?)
書けないね…
ちょっと言葉が過激だったのでほのぼのから外れちゃいましたが、いかがでしたでしょう?
Rは基本書かない予定ですので、見たい人はリクする事!(宣伝まがい)(コメが欲しい)
周りに見られたくなければリンクからお題箱いってらっしゃい!!(
閲覧ありがとうございました!!