関係が始まってけっこうたちました。ちょっと変化の兆しです。
あれからしばらく涼ちゃんに頼る生活が続いていたが、俺の活動もだんだん落ち着いていきフェーズ2再開への道筋も無事にたった。
涼ちゃんや若井とも毎日のように顔を合わせ、心から頼れる人たちが一緒にいてくれる。俺にとってかけがえのない日々。
そんな中で、ふと、涼ちゃんに頼る回数が減ってきている事に気が付いた。
それはそうだ。活動が順調になるに従って俺のメンタルも安定してきて、前のような状態になる事も少なくなっていた。
『俺が精神的に落ち着いて1人で寝られるようになるまで』という条件で始まった関係。このまま俺が落ち着いていけばどんどん少なくなって、いずれ涼ちゃんは俺のもとを去っていくのだろうか。
……そんなの嫌だ!と心が叫んだ。
涼ちゃんのいない未来なんて考えられない。
俺にとって涼ちゃんはなくてはならない存在。俺の涼ちゃんへの愛はもう消せないくらいしっかりと心に刻みつけられていた。
どうしたら涼ちゃんをなくさずにすむだろう。どうしたら涼ちゃんを俺だけのものにできるだろう。
俺はそればかりを考えるようになっていた。
今日は俺の部屋でご飯を食べた後、いつものようにベッドの上に2人で転がっていた。俺は今不眠でもなんでもないいたって健康体。それでも涼ちゃんを呼び出した。
「涼ちゃん…」
キスをする。でもそれはいつもの切羽詰まったものではなく、優しく甘いものだった。
「元貴?」
涼ちゃんは戸惑ったように俺の顔をみてきた。
いつもと違う何かを感じとったのだろう。
そぉっと涼ちゃんが気持ちよくなるように身体を撫でていく。
「今日はね、涼ちゃんにお返しをしようと思ってさ」
「お返し?」
「いつも俺ばっかり気持ちよくしてもらってるでしょ?だから今日は涼ちゃんに気持ちよくなってもらおうと思って」
そう言いながら胸に手を這わせる。すでにちょっと尖っている乳首を舌で舐めると、涼ちゃんがピクリと反応した。
「ここ気持ちいい?」
「…なんか変な感じがする」
俺はクスリと笑いながらチュウと吸い付いて舌先でころころと乳首を刺激しながら腰を撫でると、だんだん涼ちゃんの息が乱れてくるのがわかった。
「元貴。なんだかムズムズするからやめて…」
「ダメだよ。今日はしっかり気持ちよくなってもらわないと」
乳首を舐めながら涼ちゃん自身に手を伸ばすと、そこはすでに大きくなりはじめていた。
「ふふっ、涼ちゃん乳首も気持ちいいんだね。ほら、もう大きくなってるよ」
優しく涼ちゃんを撫であげて刺激するとビクンと大きく腰が揺れる。俺が丁寧に丁寧に刺激していくと涼ちゃんの息がどんどん甘い響きを帯びてくる。
「んっ、元貴…。もう、そんなに…しなくていいから……あっ…」
今度はゆっくり後ろに指を差し込む。いつもは考える余裕もなく軽くほぐすだけだったが今日はゆっくりと涼ちゃんの中を探る。
「えっ?なに?……あん!ダメ!やめて…」
そこを指がかすめたとたん、涼ちゃんの身体が激しく反応した。
俺が見つけたそこを丁寧に刺激していくと、涼ちゃんは身悶えながら甘い声を出して続ける。
「今まで俺ばっかりごめんね。涼ちゃん、思いっきり気持ちよくなって…」
俺があいた方の手を前に回して擦り上げると、涼ちゃんの喘ぎ声がさらに大きくなる。初めて経験する快感に涼ちゃんの顔は赤くほてっていてもう俺の声も届いているかどうかもわからない。
そっと指を抜いて今度は俺自身をあてがう。挿入する時もゆっくり、ゆっくりと進めていくと焦れたように涼ちゃんの腰が揺れる。
「元貴…なに、これ?元貴…」
泣きそうな目で俺を見上げくる涼ちゃんの目元にキスを落とす。
「大丈夫。涼ちゃんは何もおかしくなんかないよ。俺を、俺をしっかり感じて…」
ゆっくり優しく進められていた行為がだんだんと激しいものへと変化するころには2人とも夢中になってお互いを貪り合っていた。
まるで初めてを取り返すかのような行為だった。
無くしそうになって初めて涼ちゃんの事が好きだと気付いたもっくん。
闇落ち以外での実質の初エッチ。もっくんがんばっております。
コメント
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もっと好きになってください( ´ཫ`)私たち見守ってますから( 'ω')クッ!