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’’成瀬ちゃ~ん’’
と甘ったるい声で呼んでくる彼(三十路)は私の同僚。ちゃん付けをやめろと言ったのに全然聞いてくれない。正直彼は私の苦手なタイプ。だが、好かれてしまった。控えめに言って最悪
’’成瀬ちゃんってばぁ’’
’’はい’’
’’飲み行こ?’’
’’遠慮しますね’’
’’遠慮?そんなの俺の辞書には掲載されておりません’’
’’私の辞書には掲載されていますね’’
’’ねぇ~,お願い何もしないからさ!ね?’’
’’そういうこと言う人ほどしますからね’’
’’成瀬ちゃぁん’’
’’私、帰るんで’’
’’成瀬ちゃんが頑張って徹夜までしてまとめた資料シュレッダー行きだよ?いいんだ。それでも。へ~。笑’’
’’それだけは。ほんとに。まじで’’
こんなの冗談だと最初は思うがこの人はまじでやる。だって先週だって…
’’成瀬ちゃんが構ってくれないので頑張ってまとめた資料ちゃん達はシュレッダー行きで~す♡バイバ~イ!’’
’’え!待って!天城さん!’’
こんなことがあったのだ。シュレッダーだけは…。
’’分かりました。’’
’’やった!大好き成瀬ちゃん!’’
’’条件’’
’’条件…?’’
’’居酒屋とかは嫌です、知り合いとかによく遭遇するんで’’
’’え?誘ってる?もしかして’’
’’ぶっ殺 しますよ’’
’’はい,ごめんなさい’’
’’だから、天城さんの仕事手伝います’’
’’ん?’’
’’飲み,会社でコーヒーでもありですよね?’’
’’やっぱ俺成瀬ちゃんのこと好きだわ’’
’’ありがとうございます’’
あー,また好かれちゃった。ほんと私って罪な女。(恥
でも先輩の仕事難しいからほとんど先輩が一人でやり出すんだよな~。邪魔かな…?
’’成瀬ちゃんやるよ’’
’’はい!’’
1時間経過
’’ねぇ,天城さんまじで,1時間も私膝にのせるとかなんなんですか?’’
’’いい加減下ろして?!’’
’’無理~だって成瀬ちゃん暖かすぎて寝れる…’’
’’寝たらダメなんですってば!仕事,しましょ?’’
’’焦ってる成瀬ちゃんかわいい~笑’’
そう私をからかってケラっと笑う彼。ほんとに無理~。やめてー。セクハラー。なんて言えない。なーんてね。
’’先輩セクハラです’’
’’上司に報告しますよ’’
’’え?成瀬ちゃんってもしかして馬鹿?これは戯れだよ?’’
’’だからそれがセクハラなんですってば’’
’’頭大丈夫ですか?’’
’’はは’’
’’怖いです’’
’’やばいですよ。もう23時ですぅ!’’
’’このまま会社で寝る?’’
’’え,私お風呂入らないと寝れないタイプの人間なんです’’
’’俺ボディーシート持ってるから隅々までしっかりと拭いてあげるよ’’
’’脱いで’’
’’本気でぶっ殺 しますよ?’’
’’成瀬ちゃんか弱いから無理でしょ?’’
’’私空手黒帯です’’
’’え~,ごめんね~?全然膝から下ろしちゃう~’’
やっと膝から降りれた!快感。(?)
22年間生きてて初めて空手黒帯が役に立った…!
’’早く帰りましょ,だから早く終わらしましょ?ね?’’
’’はーい’’
’’私何します?’’
’’ん~,この資料探してくれない?資料室にあると思うからさ’’
’’了解です’’
’’はーい’’
資料室
’’これかな?’’
’’よし!もーどろ’’
’’胸デカ!!’’
’’顔最高…’’
’’天城…さん…’’
’’仕事中にA Vなんて…(引)’’
’’俺も一応男だし?’’
’’もう,天城さん嫌い!大っ嫌い!’’
’’え?’’
’’私という女がいるのにこういうの見るとか最低!’’
’’もう天城さん嫌!!’’
’’(え,めっちゃ可愛いんですけど)’’
’’(成瀬ちゃんみたいな子探してみたんだけどな~笑)’’
’’やっぱ俺成瀬ちゃん好き’’
’’ガチな目で言わないで’’
’’ガチだから。’’
’’天城さん’’
’’好き’’
’’馬鹿’’
’’私も好き’’
’’かわい’’
’’口塞ぎますよ?’’
’’キ スで?’’
’’ほんとに嫌い…’’
’’好きなくせに?’’
’’…好きです’’
’’はーい笑’’
’’やっぱキミ(成瀬)には勝てない’’
1,770文字使用
てかこのストーリー何?
あ、ちなみに1話で完結です。