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「こんな時間まで何処にいたの!?」
母が私の頬を叩いた。余り痛みは感じない。
「こんな子が私の娘だって知れ渡ったらどうなるのよ!?」
今日は機嫌が悪いんだなぁ….
私は母が好きだ。 気まぐれに与えられる愛を求めてこの家にいた。機嫌がいい時は私にご飯をくれた。母は料理が苦手らしく変な味のするご飯を私によく与えてくれた。好きなはずなのにその日、私は外へ逃げ出した。怒り狂った母の顔が今でも残っている。母はその走った勢いで崖から落ちて死んでしまった。私は悲しくなり大粒の涙を流し始めて大きな声を出した。