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打破すべく頭をフル回転させるが
良い案は浮かばない
ああ、亮介ってば
こんな危機的事態で頭を使わなきゃ
いつ使うってんだ
俺の頭の回転の悪さに
悪態を吐きたくなったが
それどころでない感覚が
身体から這い上がって来た
わっちの舌が
俺の胸を這う
わざと熱の中心には
触れないように、
「ぁん…/// や、ぁう…」
どうしちゃったんだ。
ってくらい俺の口から
声が漏れる
しかも何だか
鼻にかかった
厭な声、
わっちが
「浮ちゃん、声エロい」
舌を這わせたまま
そんな有り難くない報告をする
エロくなんてない、
そう反論しようと
口を開いたのに
俺の口から出てきたのは
何とも情けない
吐息だけだった
「浮ちゃんツレないなぁ。ま、そこが可愛いんだけど」
としちゃんまで
俺 みたいな三十路を過ぎた
おじさんに”可愛い”
と言うのか、
としちゃんの言葉を聞いて
俺は頭の中がカッと熱くなったような 気がした、
理由はわからない
何だか…
おかしい。
あり得ないことなのに
二人の手が、舌が、
身体中を這い回る度に
だんだんと頭の中が
じんわりと焼き付くように
熱くなってきた
これは何なんだ。
んなことを考えていら
わっちが俺の腕に手をかけた
そしてそのまま
俺の頭の上まで持ち上げた
「何してんの…?」
しゅる。
という音がした
直後俺は手首に何かが巻き付く
感覚がした
は、!!え!?
嘘、うそ?何…?
俺縛られてる…?
頭の中で
“縛られてる”
その言葉を言い終わる前に
「ふふ、たまにはこんなのも…ね?」
と、至極楽しそうなわっち
何が”ね”なんだ!
もう俺は
意味が解らないことが起きすぎて
頭がさらにおかしくなりそう
もう、寧ろ
夢であってくれ
何度夢であってくれと
祈ってもとしちゃんやわっちの
舌が這う感覚で
夢じゃないよー
と現実に引き戻される
腕を縛るなんてさいてー、。
わっちもとしちゃんも
大好きなのに
こんなことするなんて…
「浮ちゃん、ごめんね。おいらもう待てないや、」
としちゃんが突如
そんなことを言う
「んぇ…?な、にが……うわぁ!?」
これまたいきなり
としちゃんが俺の両膝に手をかけて
そしておもむろに脚を開いた
あ、開脚ってやつ…
「やっ、としちゃ…///!」
直後、酷く激しい快感が
俺をのみ込んだ
「あ、ぁ///ゃ…んッ…///」
としちゃんが俺の自身を
口に含んでる
信じられない
でも信じられないのは
俺のものが
としちゃんの口の中で
半勃ちしてることだ
俺の身体
どうなってんの…
ショックを受けつつも
快感には実に従順な身体
口から溢れ出る喘ぎ声の
止め方を俺は知らない、
「ちょ、浮ちゃんエロ過ぎ…」
わっちがそう呟いたかと思うと
深く唇を奪われた
息をするのが難しい程に
激しいキス
わっちは俺の喉の奥を
探らんとするように
舌を深くまで入れる
それと同時にわっちの唾液が
俺の口の中に流れ込んで来る
あ、も、だめ、やばい、。
酸素が足りない。
俺の脳が
そう訴え始めたとき
漸くわっちが唇を離した
俺は水に戻された金魚みたいに
口をぱくぱくして
肺まで酸素を取り込もうと
一生懸命に呼吸した