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これまでのあらすじ(1話目だけど前提が長いのですっ飛ばしていきますわ!!)
ここ最近の中原幹部は、様子がおかしい。毎晩首領の部屋に呼び出されているようで、日に日に感情を取り繕っているような感じが増してきた。それを心配した部下の僕は、中原幹部が首領の部屋に呼び出されたときにこっそり後をつけたのだが、そこには中原幹部に首輪をはめ、幹部の口に大量の薬を流し込んでいる首領、太宰治がいた。後をつけていたことに気づかれた僕は、首領に命令された中原幹部に拘束されてしまったのだが…。
「君が中也の安否確認だって?巫山戯るのも大概にし給えよ。」
「それに中也は嫌がっていないだろう。ねぇ、中也。」
冷ややかな目で中原幹部を睨みつけると、今まで無言で首領の後ろに立っていた中原幹部が、口を開いた。
「…はい。」
顔をうつむかせて目を背けながらも、異様に従順な返答だった。
「この子は何でも僕の言うことを聞くのだよ。ほら、跪け。」
「…はい」
ふっと崩れるような、自然な足のつき方だった。中原幹部の前の質のよい椅子に、大胆と腰掛けた首領は、これは最高の景観だね、と嗜めるように眺めていた。
しかし首領のことだ。跪かせる程度では終わらず、次は自分のズボンのボタンを弾いた。
「舐めて」
首輪に繋がれていたチェーンを強引に引っ張られた中原幹部は、軽く苦しそうな喘ぎ声を上げていた。
目の前の光景が信じられず、僕ははっと息を呑むことしか出来なかった。中原幹部は前のめりになり、すっと髪を耳にかけ、なんの躊躇いもなく舌を出した。
試すようにちまちまと舐める中原幹部に、首領は
美味いものを食らうような表情を見せていた。
「んっ…////ふっ…ちゃんと舐めてよ、中也。」
「ふぁ、いほしゅ(はい、首領)」
ピチャ、ピチャと卑猥な音が反射する部屋のなかで、僕はその光景のあまりのグロさと美しさに、ただ唖然と見上げることしかできなかった。
舐めながら、灰の籠もった虚ろな目をして、時折こちらに横目で向ける憐憫の眼差しが、普段の口調で「ごめんな」と言っているようで、状況の嘆かわしさを増していた。
ひたすら続ける中原幹部を上からさも愛おしげに眺める首領は、時折幹部の頭を満足気に撫でていた。
「ほら、もういいよ、おいで。」
「…はい、ありがとうございます。」
膝の上に跨った幹部は、首領の首に腕を回し、誘うように軽く腰を揺らしていた。
「ほら、凄く官能的で艷やかだろう?躾には随分と時間がかかったよ。でもようやく手に入ったんだ…。」
噛み締めるような表情を見せた後、首領は長い人差し指と中指を口の前に持っていき、中原幹部の唇をなぞっていった。その合図を受け取ったかのように、中原幹部が指を口に含んだ。はしたない水音だけが部屋に響く音を聞きながら、僕の頭の中は、生きては帰れないだろうな、という考えでいっぱいだった。このままこの男に殺されるか、あるいは憧れの中原幹部に殺されるか…。数分経つと、案の定「充分愉しんだから君はもういいよ」、と首領は机の銃を取って此方へ向けた。どうせ死ぬのなら最期までポートマフィアとして誇りを持って死のう。そう覚悟して、はい、と顔を上げようとしたとき、
「なァ、此奴を殺るのはやめねぇか…?」
不安げな、躊躇うような声を挙げたのは中原幹部だった。
「なんで?僕の意見に反対するの?矢っ張り未だ躾が足りなかったか…」
首領は整った顔いっぱいに不快感を表し、クシャッと幹部の髪を掴んだ。中原幹部はごめんなさい、と呟いてから、懇願するように首領の服を握りしめていた。
「其奴は俺の部下なんだよ…何でもするから…これ以上部下は止めてくれ…」
首領は一瞬嫌そうな顔をしたが、何でもするからと必死に止める幹部に興奮を覚えたのか、
「いいよ、じゃあこの子を殺すのはやめておこうか」
銃を軽く投げ捨てた後、ぎゅっと幹部を抱きしめた。今までの強引な行動からは見られない愛情表現に、幹部は一瞬驚いたようだった。
首領は中原幹部の耳元に口をぐっと近づけた。
「…………………………………………?」
首領が耳元で何かを囁いた瞬間、中原幹部はぞっと背筋を凍らせ、口元を押さえていた。何かに酷く怯えているように見えた。首領はそんな幹部の様子は気にせず、中原幹部の滑らかな手を取った。
「別室へ行こうか…中也♡」
一話目書きました!!こんな感じでいいんでしょうか。好評でしたら、第二話を書こうかと!初心者の小説をここまで読んでくださりありがとうございました🙇
コメント
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続きは一週間後の4月19日の午後22時投稿予定です!予定より早く投稿することになるかもしれないです!