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第39話:素っ気ない手紙と、行間の全て
窓の外はまだ暗い。それなのに、私はとうに目を覚ましていた。
どうやら床に座り込んだまま夜明けを迎えたらしい。身体は骨の髄まで冷え切っていた。けれどその冷たさのおかげなのか、頭は妙に澄んでいる。感情に浸っている時間は、もう終わったのだと思う。今の私に必要なのは、手順だ。荷物をまとめ、行き先を決め、頼れる相手に頼る。ただそれだけの、単純な作業だった。
水瓶の水で顔を洗う。指先を切るような冷たさが、寝ぼけた頭を否応なく引き締めた。鏡も見ずに髪を結い、いつもの着流しに袖を通す。一つ一つの動作が、まるで他人の体を借りて動かしているかのように、ひどく他人行儀に感じられた。感情を殺しているのではない。感情を扱うための回路そのものを、一時的に切り離しているのだと思う。
窓の外で、鳥がまだ眠たげに鳴いていた。いつもなら意識にも上らないその声が、今朝はやけに耳に残る。研究棟を出る前、私は一瞬だけ足を止め、棚に並ぶ機材へと視線を這わせた。夜明け前の薄闇の中、瑠璃の蒸留器の曲面が、鈍く光を返している。だたそれだけだ、それ以上そこに留まることを、自分に許さなかった。今はまだ、その時ではない。
椿の私室へ向かう廊下は、まだ大半の灯りが落とされたままだった。歩きながら、頭の中では既に必要なものの目録が組み上がりつつある。経路。路銀。着替え。薬師として症例に対処するのと同じ手順で、感情を切り離し、要素だけを並べ、優先順位をつける。それができるからこそ、今、こうして歩いていられるのだと思う。すれ違う女官たちに会釈を返しながらも、私の意識はどこか遠くにあった。
障子を開けると、椿はいつものように、優雅な所作で茶を淹れている最中だった。立ち上る湯気と、朝のまだ弱い光。いつもと何一つ変わらない、穏やかな光景だった。だが私の顔を見た瞬間、その手がぴたりと止まる。長年、後宮の女官たちの顔色を読み続けてきた人には、多くの言葉など要らなかったらしい。
「……薬師殿? こんな朝早くに、珍しいわね」
椿は茶器を置き、探るような視線を寄越した。
「顔色が優れませんわね。……朝餉はお済みになって?」
「いえ、それより先に、お話がございます」
椿は、私の様子から何かを察したのだろう。それ以上のことには触れず、静かに椅子を勧めてくれた。私は腰を下ろすのも待たず、前置きなしに用件を切り出す。回りくどい言い方をしたところで、事態は何も変わらない。
「椿さんに、一つお願いがあって参りました」
「……何かしら」
「後宮を出ようと思います。人目を避けられる経路と、当座をしのぐ路銀を、お借りできませんか」
一瞬、部屋の空気が凍りついたように感じられた。椿は、しばらく何も言わなかった。茶器から立ち上る湯気だけが、二人の間でゆらゆらと形を変えていく。
「……理由を、伺ってもよろしいかしら」
「……特には」
嘘ではなかった。理由は、あまりにも多岐にわたりすぎていて、一言に押し込めることなどできそうになかった。
「薬師殿……」
椿の顔に、これまで見たことのない色が浮かんだ。怒りでも、悲しみでもない。もっと静かで、もっと深いところにある何かだった。長い沈黙の後、椿は小さく息を吐いた。
「……分かりましたわ」
その一言だけで、彼女は何かを決めたようだった。格式と体面を誰よりも重んじるべき女官長が、もうそれ以上、理由を問い詰めようとはしない。その静けさこそが、後宮という伏魔殿を長く取り仕切ることができる、地に足のついた強さの所以であるように思えた。
「陛下には……お伝えになっていらっしゃらないの?」
「いいえ」
「それは……」
「陛下には、何も言うつもりはありません。……いえ、言葉ではなく、書き置きを一枚残すつもりです」
その名を口にした瞬間、椿の手にしていた扇が、ほんのわずかに止まった。瞬きほどの間だった。それを私はそれを見逃さなかった。だが追及するつもりもなかった。
「経路は、下働き用の裏門から。夜明け前、食材を運び入れる荷車が出入りする時間帯なら、目立たずに紛れられますわ」
「助かります」
「路銀は、わたくしの手元にあるものをお貸しします。……いいえ、差し上げますわ。返していただく必要はございません」
「そういうわけには」
「薬師殿。……こういう時くらい、素直にお受け取りなさいな」
珍しく、有無を言わせない口調だった。私はそれ以上固辞することをやめた。
「……ありがとうございます」
「旅装も、こちらでご用意いたしますわ。目立たない、地味なものを」
いつ発つのか。どの経路を使うのか。何を持っていくのか。椿は一つ一つ、順序立てて確かめていく。かつて材料調達で見せてくれたのと、何一つ変わらない手際の良さだった。こうした実務的なやり取りが交わされていることに、私はどこかで安堵していた。感情の応酬より、この方がずっと楽だ。
一通りの手配が済んだところで、椿は茶器をそっと卓に置いた。その仕草には、これから言う言葉を選ぶための、わずかな間があった。思えば、彼女が私に真正面から意見を投げてくるのは、久しぶりのことだ。
出会った頃は敵意しかなかったその視線に、今は純粋な案じる色だけが宿っている。
「……薬師殿。差し出がましいことを申し上げますが」
椿は、真っ直ぐに私を見つめた。
「本当に、それでよろしいの? 高札の一件、確かに理不尽なことです。ですが、逃げてしまえば、真実は誰にも分からないままですわ」
(真実、か)
心の中でその言葉を一度転がし、私はすぐにそれを手放した。今更、真実などどうでもいい。
「椿さん。……私は、逃げるのではありません。ただ、潮時を見極めているだけです」
「潮時……」
「陛下の呪いは、完治しました。私の役目は、もう終わったのです。……それだけの、単純な話です」
言い切った自分の声が、思いのほか平らかに響いたことに、私自身が少し驚いていた。
「……役目、だなんて」
椿が、何か言いかけて、それを飲み込む。その眉のひそめ方には、はっきりとした反論の意志が見えた。
彼女もまた、この一件がただの「潮時」などではないと、どこかで気づいているのかもしれない。
だが、その先の言葉は、結局声にならなかった。
そこへ、控えていた女官が包みを運んでくる。胸に抱えるほどの大きさの、質素な布包みだった。椿はそれを受け取ると、丁寧な手つきで解いてみせる。中から現れたのは、木綿の、飾り気のない、鈍い藍色の着物だった。かつて後宮に上がる前まで、私が当たり前のように纏っていたものと、驚くほどよく似ている。丈夫だが華やかさの欠片もない、実用一辺倒の生地の手触りだ。
「……これでよろしいかしら。旅装としては、目立たない方がよろしいでしょうから」
その布地を目にした瞬間、私は思わず、小さく笑いをこぼしていた。
「ふふ……森で薬草を摘んでいた頃を思い出します。あの頃も、こんな着物ばかり着ていました」
「……薬師殿」
「振り出しに戻るだけです。何も、恐れることはありません」
……そう、振り出しに戻るだけだ。陛下と出会う前の、あの森の日々に。
これで、必要な手配はすべて整った。あとは、行き先を告げるだけだ。私はしばらくの間、椿の顔を見つめていた。この人になら、すべてを話してもいいのかもしれない――、そんな考えが、一瞬だけ胸をよぎる。彼女は、私が本物の化け物であることを知りながら、それでも私を信じ、支え続けてくれた数少ない一人だ。
だが結局、私はそれを実行しなかった。すべてを話したところで、椿の心を重くするだけだ。それに、言葉にしてしまえば、この決意そのものが崩れてしまう気がした。だから私は、必要最低限のことだけを、静かに告げることに決める。
「椿。……行き先は、実家の外れにある森の小屋です」
それだけ言うと、私は真っ直ぐに椿の目を見た。
「ここだけの話にしてください。陛下にも、他の誰にも」
椿は、しばらく私の顔を見つめていた。その視線の奥に、何かを見極めようとするような色があった。
「……分かりましたわ」
それ以上、椿は何も聞かなかった。ただ、静かに頷くだけだった。
「薬師殿」
椿は、しばらく私の顔を見つめた後、静かに頭を下げた。
「……どうか、お元気で。いつか、また」
その声は、いつもの洗練された調子から、ほんの少しだけ揺らいでいた。
「……ありがとうございました、椿さん。貴女には、返しきれないほどの恩があります」
かつて対立すらしていた相手に、今、こうして感謝を託している。人の縁とは、不思議なものだと思う。
私は深く一礼すると、椿の私室を後にした。振り返らずに歩きながら、胸の中に、思ったよりも大きな喪失感が広がっていくのを感じていた。それでも、それを認めることだけは、今の私にはまだできなかった。
〇
椿の私室を辞してから、私は一日、いつも通りに振る舞うことに徹した。誰にも悟られぬよう、普段と変わらぬ淡々とした様子で研究棟の整理を続け、届いていた最後の書類にも目を通す。手を止めれば、何かが崩れてしまいそうな気がしたからだ。薬草の在庫を数え、使いかけの軟膏に蓋をし、いつも通りの一日を、いつも通りに演じ切った。
焔は今日も、玄安との会合で戻りが遅いという。それは、今の私にとって好都合だった。彼の顔を見てしまえば、この決意が揺らぐかもしれない。いや、揺らぐというより……言葉を交わしてしまえば、事務的な別れという体裁すら保てなくなる気がした。声を聞き、あの金色の瞳に見つめられれば、きっと私は、もっと弱い言葉を選んでしまう。それだけは、避けなければならなかった。
日が落ちかける頃、周囲に人の気配が完全に消えたのを確かめてから、私はようやく荷造りに取り掛かった。とはいえ、持っていくものは、驚くほど少なかった。着替え一式、旅の途中で使える簡単な薬草と道具。棚の奥から取り出した、あの古い革袋。手のひらに収まる程度の、小さな荷袋一つあれば、それで事足りた。よく考えれば、この後宮に上がってから、まだ三月も経っていないのだ。たったこれだけの重さに、これまでの日々が収まってしまう。その事実に、私は自分でも意外なほど、驚きを感じなかった。
まとめ終えた荷物を傍らに置き、私は改めて、部屋の中をゆっくりと見渡した。棚に並んだ機材の一つ一つに、視線を向ける。瑠璃の蒸留器、絡繰の遠心筒、玻璃の温室。契約の対価として与えられた、私の価値そのものを象徴する品々。
瑠璃の蒸留器に、最後に一度だけ触れる。指先に伝わる冷たい感触が、やけに鮮明だった。綺麗な曲線だ。初めて見た時から、そう思っていた。でも、これは私のものではない。陛下が、治療係としての私に与えてくださった、対価だ。契約が終わった今、私に受け取る資格はない。
それらを持っていくという発想は、初めから私の中になかった。私は、器具の一つにも手を触れることなく、荷袋の紐を締めた。
荷物をまとめ終えた後、私は文机に向かった。灯りの下で、真新しい紙を一枚だけ広げる。筆を手に取り、墨を含ませながら、私はしばらくの間、その白紙をじっと見つめていた。
何を書くべきか、実のところそれほど迷いはなかった。頭の中には、書きたい言葉が、次から次へと溢れそうになる。感謝の言葉。詫びの言葉。そして、口にすることさえ許されないと自分に言い聞かせてきた、あの言葉。それらの候補が、頭の中で幾つも文章の形を取っては、すぐに霧散していく。それらを書き連ねたところで、何も変わりはしない。むしろ、感情を文字にすればするほど、ようやく固めたはずの決意が、指先から崩れ落ちていきそうな気がした。
一度、筆を置きかけた。窓の外を見やり、月が昇った空の色を確かめる。時間が、あまり残されていないことは分かっていた。
だから私は、これまで幾度となく自分自身を守るために使ってきた、あの言葉を選ぶことにした。感情を数字と手順に変換し、痛みを事務処理へとすり替える、いつものやり方だ。それは、幼い頃、実家で誰も信じられなくなった時から身につけてきた、私なりの生き抜き方。今この瞬間ほど、その処世術がありがたく感じられたことはなかった。
筆先が、迷いなく紙の上を滑っていく。
「治療完了。契約終了。以上」
それだけ。書き終えた文字を、私はしばらくの間、じっと見つめていた。これで、十分だ。これ以上の言葉は、必要ない。陛下になら、きっと、これだけで伝わるはずだ。……いいえ。伝わらなくても、それでいい。むしろ、伝わらない方が――そこから先を考えることを、私は意図的に止めた。
文机の、いつも陛下の目に留まる場所に、その紙をそっと置く。声に出すことなく、私はその言葉を、胸の中だけで呟いた。
さようなら。
荷袋を背負い、私は最後にもう一度だけ、部屋を見渡した。灯り一つだけが照らす薄暗い空間に、これまでの日々の記憶が、走馬灯のように次々と浮かんでは消えていく。焔が「今日からここがお前の部屋だ」と、乱暴な足取りでこの扉を開けた、あの日のこと。強引だと反発しながらも、内心ではこの場所を、確かに気に入っていた。誰にも邪魔されず、思う存分研究に打ち込める、最高の職場だった。
その灯りを、私は静かに吹き消した。暗闇が部屋を覆う。振り返らずに、私は音を立てぬよう、扉を静かに閉めた。
裏道を歩き、椿の手配してくれた裏門へと向かう。夜明け前の裏門は、明日の献立のために食材を運び入れる荷車の出入りで、思いのほか賑わっていた。下働きの装いに身を包んだ私は、その喧騒に紛れ込むようにして、誰の目にも留まることなく門を抜けていく。何者かと呼び止める声すら、かからなかった。
門をくぐったところで、私は一度だけ足を止め、振り返った。夜闇に沈む王城の輪郭が、遠く霞んで見える。灯りの灯った窓が、ぽつりぽつりと、まるで他人事のように瞬いていた。あの窓の一つが、焔の私室のものかもしれない。そう思ったが、確かめる術はなかった。
さようなら。それだけ胸の中で呟くと、私は前を向き、二度と振り返らずに歩き出した。
○
玄安との二日にわたる長い会合を終え、焔が研究棟へと戻ったのは、夜もすっかり更けた頃だった。政務に忙殺された一日の疲労を引きずりながら、いつもの調子で重い扉に手をかける。いつもなら、この扉を開けた瞬間、薬草の独特の匂いと共に、玲の小言が飛んでくるはずだった。今日はどこそこの往診に行っただの、材料が足りないだの、いつもと変わらぬ雑多な話題が。
だが今夜は、灯りの落とされた部屋に、ただ静寂だけがあった。その静けさは、いつもの「もう寝ているだけ」という静けさとは、明らかに質が違っていた。
「……おい」
呼びかけても、返事はない。焔は苛立ちながら、手元の灯りを灯す。途端に、違和感が肌を刺した。棚の様子が、おかしい。あれほど雑然と積まれていたはずの試験管や資料が、几帳面に、まるで最初から誰もいなかったかのように整理されている。
「……玲?」
もう一度呼んでみたが、やはり返事はなかった。焔は大股で部屋の奥へと進み、文机の前で足を止めた。そこに、一枚の紙が置かれていた。
「治療完了。契約終了。以上」
その短い文字列を、焔は何度も読み返した。一度目は、意味が理解できなかった。文字の並びは理解できるのに、それが何を意味するのか、頭が受け付けようとしない。二度目で、ようやく事態を飲み込んだ。喉の奥から、何かが込み上げてくる。三度目には、握りしめた紙が、しわくちゃに歪んでいた。
(――終了、だと?)
いつもの、あの女の口調そのものだった。損得勘定で全てを測り、感情を数字に変換して語る、あの合理的な物言い。だからこそ、余計に始末が悪かった。
焔は部屋中を見渡した。棚の機材は、一つも欠けていない。瑠璃の蒸留器も、絡繰の遠心筒も、玻璃の温室も、全てそのままだった。
(何も、持っていっていない)
そのことが、逆に焔の胸を締め付けた。あれほど価値を見出していたはずの品々を、一顧だにせず置いていったということが、何を意味するのか。焔にはまだ、それを正確に言葉にできなかった。
焔は紙を握りしめたまま、しばらくその場に立ち尽くしていた。
「……終了、だと? ふざけるな」
低く、地の底から響くような声だった。だが、その声を聞く者は、もうどこにもいない。焔は文机を拳で叩いた。乾いた音が、静まり返った部屋に虚しく響く。
(何が、契約終了だ。俺の呪いが治ったから、それだけの理由で、何もかも投げ出す気か)
そう心の中で吐き捨てながらも、焔は同時に、何かが決定的に食い違っているという感覚を拭えずにいた。だが、それが何なのか、焔には見当もつかなかった。
焔はすぐさま部屋を飛び出し、手当たり次第に女官たちを叩き起こした。だが、誰一人として、玲がいつ、どこへ向かったのかを知らなかった。皆一様に、寝耳に水だという顔をするばかりだった。
最後に、椿の私室の前に立つ。呼びかけると、彼女はすぐに戸を開けた。寝間着の上に羽織りをまとっただけの姿だったが、その所作には乱れがなかった。他の女官たちと違い、その表情には、動揺の色が見えない。
「玲はどこだ」
「存じません、陛下」
「惚けるな。お前が、あいつと一番親しかったはずだ」
焔は椿の肩を強く掴み、間近から睨みつけた。だが椿は、目を逸らすことなく、ただ静かに首を横に振るだけだった。
「存じません」
「違和感くらいあっただろう。なんでもいい、裏門か、荷車か、何か手掛かりが――」
「陛下」
椿の声が、焔の言葉を遮った。その口調は、いつもと変わらず落ち着きが払われたが、その奥に何人たりとも動くことのない、強い気配が佇んでいた。
「何も。申し上げることはございません」
その言葉に、焔の手から、わずかに力が抜けた。
「陛下。……今は、これ以上わたくしを問い詰めても、何も出てまいりませんわ」
その声は、いつもの洗練された調子と、何一つ変わらなかった。
焔は、爪が食い込むほど拳を握りしめ、しわくちゃになった手紙を、もう一度だけ見下ろした。
『治療完了。契約終了。以上』
(――ふざけるな)
コメント
1件
いや〜、めっちゃ刺さったわ……。玲が感情を全部「手順」に変換して動くところ、めちゃくちゃリアルで苦しくなった。特に「治療完了。契約終了。以上」の書き置き、あの素っ気なさの裏にある行間の重みがやばい。焔がそれ読んで「ふざけるな」って拳叩きつけるシーン、こっちまで切なくなった。椿が何も喋らなかったのも含めて、静かな別れの描写が美しすぎて泣くかと思ったわ🔥