テラーノベル
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と言った。僕には絶望という言葉が頭の中で溢れるほど。雨樹に突き放された恐怖が押し寄せてくる。 「あんたはありのままで居な」
そんな言葉をかけられたのは初めてだった。まるで我が子を包んでくれる母の温もりを、仮初でも良かったそんな温もりを雨樹はくれたのだ。私は心が高鳴った。まるでこのときを待ち望んでいたかのようにスラスラと
「私!咲って名乗ります!」
と言って。雨樹の手を取り跪いた。
雨樹は微笑み、
「じゃぁ、初代第一級神の誕生だね」
と言った。その瞬間、私の体は光だし。羽が生え。それと同時に私の周りには桜が飛んだ。これが、初めて私の使った能力「桜吹雪」と知るのはまだ先のこと
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