番外編 その5 『みんなが入れ替わっちゃった!?(主含め)』中編
前回のあらすじ
みんなが入れ替わりました。
でも仕事内容には特に支障はない(と、思うので)各々仕事をこなしている。
『にゃー。』(いつになったら戻るんだろう。)
『主様と入れ替わるなんて不思議ですね!これが人の身体なんですね…。』
『にゃー?』(ムー、楽しそう。)
『主様、せっかくですし今しか出来ないことしてもいいですか?』
『にゃん!』(もちろんいいよ。やりすぎない程度にね。)
『はい!』
一方その頃――。
ベリアン(ラムリ)
『ふむ……。喉が乾きました。紅茶でも飲みましょう。』
コツコツ…。
私はキッチンへ向かう。
『今日はどの茶葉を…。』
ゲコっ
『?』
ポケットからカエルが現れる。
『○×△☆♯♭●□▲★※!?』←声にならない叫び
『誰か助けてください!ポケットからカエルさんがっ!!』
ドンガラガッシャーンッ!!
ロノ(ラト)
『なんだぁ!?』
執事の食堂で昼食を食べていたらキッチンから悲鳴が聞こえた。
急いでキッチンへ向かう。
『あ、ラト君、じゃなかったロノ君!かえるさんを外にお願いしますっ!!』
『ラムリさ、じゃねぇ、ベリアンさん!分かりました!』
(ラムリさんの姿でカエルを怖がるの見るとなんか…面白いな。)
バスティン(ボスキ)
『すぅ、すぅ…。』
俺は庭で寝ていた。
(何だか屋敷がさわがしいな…。まぁ、いいか。)
ハウレス(フルーレ)
『お腹が空いたな…。そうだ、キッチンの棚の上に焼き菓子があったな。』
コツコツ…。
『…届かない。』
ジャンプしたが届かない。
『椅子持ってくるか…?』
フェネス(シロ)
ꪔ̤̱ꪔ̤̱ꪔ̤̱ꪔ̤̮ꪔ̤̮ꪔ̤̥ꪔ̤̫
🐿( ‘-’ 🐿️ )リスチャン
『すごい動物が寄ってくる……。』
俺は動物に囲まれる。
(ある意味嬉しいな…。)
ボスキ(フェネス)
『どこだーハウレス。』
『(💢゚Д゚)』
『あ、ここにいたのか。見えなかったぜ。』
『ボスキー!!😡』
『お菓子が欲しいのか?これか?』
ヒョイッ
『おい、それは俺のだ。』
『悔しかったら取り返せよ。』
『(╬´^ω^)』
アモン(ベリアン)
『ルカスさんやめてくださいっす!俺の体でキノコを食べないでくださいっす!』
ルカス(アモン)
『ふふ、ベリアンの姿で言われると止めるしかないか〜でも中身はアモン君だしな……♪』
ナック(ユーハン)
『この書類を書き終わったら掃除でもしますか。ラムリがサボってないといいですけど。』
ラムリ(バスティン)
『キツネくんの身体ムキムキだ!腹筋も割れてるし…すごいなぁいつか僕もこんな風になりたいな♪』
ミヤジ(ルカス)
『あいつこんな所にワインを隠して…。』
(ワインセラーにしまっておこう。)
このあとワインを探すルカスが目撃される。
ラト(ナック)
『フフ、これがナック君の身体ですか…。』
『ふふ、ナック君の身体は傷だらけですね……。抉ってみましょう。』
(私の身体が危ない目にあう気がする。)
ナックはそう思った。
フルーレ(ベレン)
『俺ずっとこのままでもいいかも…。』
『うん、俺が困るかな…。』
『…( ˙-˙)』
ハナマル(ミヤジ)
『すー。すー…。』
『ミヤジ先生の身体で寝ないでください。怒りづらいです。』
『(⩌⥿⩌)』
ユーハン(ロノ)
『早く起きてください。』
『ロノに怒られてるなんてなんか新鮮だわ。』
『( #`꒳´ )』
テディ(ハウレス)
『俺もずっとこのままでいいや……あこがれのハウレスさんになれたから。』
(今のうちに筋肉触っておこう)
プニップニッ
ベレン(テディ)
『テディくんコーヒーの匂いがする。』
『さっきまで飲んでたからですかね。』
シロ(ハナマル)
『…ふん。うるさい奴らだ。』
『俺怖……。』
一方その頃。
『にゃー、にゃー。』(
『はい!ここはこうですかね?』
ムーは私と一緒にコンサバトリーへ行きケーキを食べる。
『にゃ!』
(そっかムーは猫だからフォークとか持ったことないよね。)
『主様と一緒におやつを食べたかったんです!僕は猫ですから一緒に食べられないの少し寂しくて。』
『にゃー…』(ムー…。)
『今は主様になれて嬉しいです。こうして2人でおやつ食べられて。』
『にゃ、にゃ、にゃ!』
(戻ってもムーとたまには一緒に食べようかな。)
と、その時――。
ドンガラガッシャーンッ!!
屋敷から大きな音が響く。
『にゃ!?』
『何かあったんでしょうか…。』
ムーと一緒に屋敷へ向かう。
『ボスキ待て!!俺と模擬戦しろ!』
『今のお前が俺に勝てるわけないだろ!』
ハウレス(フルーレ)が愛刀をもってボスキ(フェネス)を 追いかけ回す。
『2人とも何してるんですか!?』
『ラトさん!私の身体でやめてください!』
『おや、ダメでしたか?すみません。』
ラト(ナック)は半裸で屋敷を徘徊していた。
『ナックくんの身体は傷だらけですから傷を抉りたくなって…。』
『絶対やめてください。』
『……早く戻りたいですね。』
『にゃー…。』(私とムーは大丈夫だけど、他のみんなはそうじゃなさそう。)
『ハナマルさんいい加減起きて仕事してください!』
『分かったから引っ張るなって〜』
『ミヤジさんが怒られてる…。』
『いや絵面やばいですよこれ。』
『ミヤジがだらけてる…ふふ。写真撮っておこうかな。』
『ルカス(^^(圧))』
みんなが戻る日は来るのだろうか。
次回
後編へ続く
コメント
4件
面白かったです!後半も楽しみにしてます!☺️
後半が楽しみで待ちどうしいです