テラーノベル
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────???
「あ、レギネ!おっそーい!!」
「耳元で大声出すな」
「何してたのー?」
「ちょっと話してたんだよ」
「へぇ、誰と誰と?」
「前話してた紫髪の女さ」
そう言うと男は「え、好きなの?」と引くような目でレギネを見つめる
「阿呆か、俺はガキには興味ねぇよ」
「ふーん…というか相変わらずエムリットは見つからずじまいか〜…」
「ま、逃げ足が早いのは元からさ」
買ったパンを1口食べながら、男を指さす
「つか、ピンクの瞳のトレーナーに近寄るってホントかよ。ミアレでそれっぽいやつ全員見たけど、それらしき奴はいなかったぞ」
「ホントだって!あのポケモンは、あの人だけによく懐いてたらしいし、もし助けを求めるとしたらその瞳に似た人物の元へ行くはずさ」
「ふーん…うっすい根拠だな」
目の前の男───アンヴィを見つめながら呆れたように溜息をつきソファーに腰掛ける
いま目の前にいる男、アンヴィは4年前に突如として現れた
シンオウ地方でエムリット達の捜査に行き詰まっていた際に「協力してあげる」と突如手を差し伸べてきた
勿論、アンヴィの探し物が見つかった際此方も協力するという条件付きで
最初は見るからに胡散臭いアンヴィを信用しなかったが、頭がかなりいいのかエムリット達が出すテレパシーを感知し、居場所が分かる装置を作り出し
それのお陰でエムリット以外の2匹は保護することが出来た
しかし問題はエムリットだった
アンヴィが言うにはエムリットはかなり特殊な個体らしく
人間に対し、他よりも強い恐怖心を抱いているが、特定の特徴を持った人間には心を開いているとか
その特定の特徴は、〖目立つピンクの瞳の人間〗という単純なもの
正直信じられなかったが、それ以降エムリットが居た所はアンヴィの言う通りピンクの瞳の人間の傍だった
「(此奴には助けられてはいるが、何せ怪しいんだよな…何考えてるかわかんねーし)」
極力外に出たがらず、彼本人の本当の目的は単なる人探しだと言っているが探している人間の話もしない
自分のこともイッシュ地方出身とあまりいい家庭環境ではなかったということくらいしか話さない
そしてエムリット達について詳しいのは、エムリット達を捕え悪用していた人物と話した事があるからだそう
それ以上は話さなかった
それからしばらくして、パンを食べ終わったアンヴィがゆっくりと立ち上がる
「決めた!俺もミアレ行く!!」
「へぇ、滅多に外に出ねぇお前が珍しいな。何か考えでもあんのか?」
「え?いや、このパン美味しかったから直接感想伝えたいだけ」
「いやなんでだよ!!」
何か案でもあるのかと思えば余りにも馬鹿な答えに思わず突っ込むレギネ
そんなレギネを見てケラケラ笑うアンヴィ
「まぁ、ミアレに行くならついでにエムリットの捜索も頼むぜ」
「ん〜…気が向いたらね〜」
「それ絶対気が向かないやつだろ…」
レギネの頼みを右から左に受け流し手を振りながら部屋を後にするアンヴィにため息を吐い た
コメント
6件
シオンちゃんになんかしたらカラスバよりも先に俺がぶっ飛ばす
エムリットとシオンちゃんがんばってくれー!
エムリット以外は捕まってるってことは…ユクシーとアグノムちゃんは既に捕まってるのかぁ…!!!😭