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司先輩がいなくなってから数日。
『…そういえば、学校、来てるのかな』
実はここ数日間、まともに動く気力が起きず
ずっと部屋に篭っていた。
だが、学校に行けば何か出掛かりが見つかるかもしれない。
そう思い、ボクは部屋を出た。
『……司先輩、いるといいな』
昼休み、そう呟きながら、屋上へと向かう。
『………』
そして屋上のドアを開ける
と…
「…………あッ、」
『…………司先輩、』
『……こっち来て、』
「…あ、ッえ……」
「……………行ったらどうだ、センパイ」
…
『………先輩』
「…………ごめん、なさい」
「…勝手に逃げ出したりして、…」
『……司先輩が逃げ出したわけじゃないでしょ?』
「…………えッ、」
終 e p i s o d e 5〈 再開 〉
コメント
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どろどろなの愛してる