TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

私の日記。

一覧ページ

「私の日記。」のメインビジュアル

私の日記。

8 - 改めてこんにちは

♥

21

2022年08月17日

シェアするシェアする
報告する

「改めてこんにちは」

今日は来てくれるはず…

そう信じて待っていた


ピンポーん


『はーい!!』


やった!今日は来てくれたんだ!

扉を開けると、そこにはあの子が立っていた。

やっぱり来てくれたんだ!

私は嬉しくて舞い上がっていた


「やっほー!ごめんね。昨日用事があって来れなかったんだ」

『ううん!大丈夫!』

「今日は何して遊ぼっか…」

『うーん……。そうだ!』

「なんか思いついたの?」

私のお気に入りの場所。

もう、取り壊されてるだろうけど、どこかへ行くよりは落ち着けるはず!

『私のお気に入りの場所があるんだ!そこに行かない?』

「うん!行くいく!」

『そこはね、昔遊園地があって、私のお気に入りの場所だったんだけど…

取り壊さちゃったんだよね…』

「え…そこって…」

「廃墟された遊園地のこと?」

『知ってたんだ…』

私は少し驚いたが、向こうも驚いたようで、ビクッとして顔からして驚いたと言っている

『ぷっ…あははw』

「え?!何笑ってるの?!顔になんかついてた?!」

自分がおかしいのかと必死になって問いかけてくる姿と、2人とも驚いたことで笑いが止まらなくなった

『違うよw』

『2人とも驚いたからw面白くてw』

「あっ!そういう事ねwもービックリしたじゃんw」

『あっ。着いたよ』

そこには、遊園地の取り壊しの最中だったようで、立ち入り禁止の看板があり、その奥は完全に取り壊されていない遊園地が見えた

「私ね…ここに来たのって、この遊園地がきっかけなんだ…」

『…え…?』

ここに引っ越してきた理由が、廃墟されてる遊園地…?

「親がね…勉強勉強って言うからね。もう我慢できなくなっちゃってね」

その子はポツリポツリと話し始めた

「もう引っ越そうって思ってね」

「それで、いい所を調べてたんだ」

「そこは都会だったから、なるべく静かな田舎に行きたいなって」

「それで調べてたら、この廃墟された遊園地を見つけてね」

「とっても居心地が良さそうでね」

「それで、ここに来た」

『うん。ここは…居心地がいいよ』

「今頃、お母さん、私の事探してるのかな…」

『え?お父さんは?』

「お父さんはね…私が産まれる前に死んじゃったんだって」

『…ごめんね…変なこと聞いちゃったね』

「ううん。平気だよ。会ったこともないし…」

『そうなんだ…』

「貴方の親は…?」

『話すとちょっと長くなるかもしれないから短く話すと』

『お父さんは死んで、その影響でお母さんがお母さんじゃないみたいになっちゃって、私を置いて何処かへ行っちゃった』

「置いてかれたってこと?」

『そう…』

「お母さんが言ってたんだけどね…私、会ったことないけど、お姉ちゃんがいたんだって…会ってみたいな…」

『そうなんだね…私のお母さん、お腹に子供がいたんだ。だから、本当だったら、妹かおとうとがいたんだって…』

「なんだかんだ言って、似た者同士だねw」

『そうだねw』

『そういえば聞き忘れてたけど、名前は?』

「私の名前はね…羅咲」

「逆に、あなたの名前は?」

『私の名前はね…小百合…だよ』

「そっか…」

『そろそろ帰る?』

「うん。そうしよっか…」


廃墟された、取り壊され中の遊園地に背中を向けて、2人とも、それぞれの家へ帰って行った

この2人が会えたのも遊園地のお陰なのが、なんだから嬉しかった

似た者同士の私たちが…

幸せな私たちが…

また、壊されませんように…

そして、いつか、2人でもっと幸せな場所へ行けますように





・今日の日記

今日はあの子が、羅咲が来てくれました。

とっても楽しかったです。

明日も遊びたいです。

改めて一緒に話したら、似た者同士だねってなりました。

正直嬉しかったです。

これからも、2人で幸せになりたいな…って思っています。

おやすみなさい









ー作者の雑談ー

久しぶりです。

元気にしてましたか?

あんまり投稿出来てないことについては、申し訳ございません。

プリ小説書いてたっていうのもありますけど…

まぁ、そもそもこれ読んでくださってる人が少ないけど…

少なくても1人は読んでくれてたら書かないとね!

それでは皆さん、体調には気をつけてくださいね!

バイウェイ!

この作品はいかがでしたか?

21

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚