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10 - 妬かないでダーリン!〈後編〉 🐉×🔝

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1,022

2025年09月26日

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!アテンション!

攻🐉×受🔝の捏造まみれのジヨタプ小説。

『妬かないでダーリン!〈前編〉』の続き。

ご本人様たちとは全くの無関係。

ご都合主義の矛盾まみれ解釈違いもろもろですがたくさんの愛はある、たぶん。

今回もいつも以上にキャラ崩壊がすごい。

そしてある勘違いで🐉が🔝のことを乱暴に扱うシーンが少しだけですがありますのでご注意。

覚悟の上読んでくださる方はそのままお進みください…!














いつも通りの準備を簡単に済ませて、タオルで頭をガシガシと拭きながら浴室を出る。ジヨンは寝室のベッドに腰掛けながら、ぼんやりと空中を眺めていた。


「…ジヨン?」

「ああ、ごめん。勝手にここ座っちゃった」

「いや、別に…全然」


なんて言っていいか分からず、もごもごと返事をしてしまう。そんな俺に彼は微笑むと、手を優しく掴んで隣に座らせた。


「髪、ちゃんと乾かさないと風邪ひいちゃうよ?」


彼は頭にのせていたタオルを持ち、両手で俺の頭を拭う。ちょっと乱暴なのにどこか優しい手つきが気持ちよくて、無意識のうちに目を瞑って彼に身を任せた。少しの間そうしたあと、彼は手を止めた。そしてタオルの端をそっと掴む。


「……タプヒョン」


名前を呼ばれて小さく目を開くと、思った以上に彼の顔が近くにあって驚いた。反射的にもう一度目を瞑ると、彼が掴んでいたタオルをそっと引き寄せる。近付いたまま、唇がくっついた。


「…ん、」


ちゅ、と音がして一度唇を離したあとまた付ける。少し首を傾げるとより唇がぴったりと合わさった気がした。数回口を啄むように動かす。そのまま少しあいた隙間からぬるりと舌が入ってきて思わず身体が跳ねた。


「ふぅ……ん、」


口も顔も身体も全部熱い。ドクドクと動く心臓が痛い。キスをしたまま、ジヨンが当たり前のように俺をゆっくり押し倒した。


「……は、」

「………タプヒョン」


無意識に止めていた息を再開させて酸素を取り入れる。俺を見下ろす彼の顔は、やっぱり獲物を狙う蛇のようなヒョウのような顔をしていた。


「俺、タプヒョンのこと…抱きたい、ん…だけど……いいかな?」


ああやっぱり、と思った。こんな俺に欲情するのか不安だったが、不意に足に触れた彼のものが勃っていることに気づいて顔が熱くなる。俺が小さく頷くと、ジヨンは嬉しそうに笑った。










「…ぁ、あ、」


ベッドの端に追いやられたタオルが、身体を動かした拍子に床に落ちた。濡れたままだから早く洗濯カゴに入れなければ。


「タプヒョン、」

「あ…っ」


ジヨンが身体中にキスの雨を降らすから、頭の奥がじんじんして何も考えられない。たまらず漏れてしまう声が恥ずかしくて口を抑えたいのに、手で塞ごうとする度彼が掴んで離すから抑えられない。


「だめ、声聞かせて」

「ぅ…ん………や、」


首を横に振ると、なんでか彼は嬉しそうに笑う。首筋、鎖骨、胸、腹。彼の唇がついたところが火傷したみたいに熱い。彼はゆっくりと下着を下ろすと、もう既に痛いくらいに勃っている自身を掴んだ。


「あ、ぁあっ」


上下に扱かれる度に先走りが溢れて恥ずかしい。意に反してガクガクと震える腰が情けない。


「や、じよ…っ、やだ、」

「嫌だ?きもちよくない?」


そう言われてしまえば言葉につまる。気持ちよくないわけがない。むしろ良すぎておかしくなりそうなのだ。


「いい、ぁ…いい…けど、んっ」


なんだか後ろがじくじくと疼く。ここ最近毎日後ろを弄っていたせいで、自身を扱かれてもお尻の奥が反応するようになった。


「まだイきたくない?1回イッた方が楽だと思うんだけど…」

「…ん、ん」


首を横に振った。じわりと滲む涙で視界が歪む中、ジヨンの顔を見つめる。


「ぁ…い、イく…なら、いっしょ、が……ぃぃ」

「!」


カッと彼の顔が赤くなって、つられるように俺も頬が熱くなった。今すごいこと言ったよな?俺。でも本心だから仕方ない。


「……かわいい」

「ぁ、」

「じゃあ、先進めるね?」


ついにきたと思った。なんだか変に緊張する。


「そのままじゃさすがに痛いよね…なんか滑りの良いもの…」

「…そ、そこの……棚、」

「ん?これ?」

「二番目、の…引き出し…ろ、ローション、」

「………準備良すぎない?」


ジヨンは言われた通りにベッド脇にある棚の引き出しをあけた。


「!」


その瞬間、彼がピタッと動きを止めた。暗がりでも分かるほど、身体が固まっている。


「………ジヨン?」


不思議に思い名前を呼ぶが、彼はそのまま動かない。ゆっくりと上半身を起き上がらせてもう一度名前を呼ぼうと口を開いたとき、ようやくジヨンが動いた。引き出しに入れる手が震えている。


「………なに、これ」

「……ぁ、」


彼の手に握られていたのはいつか購入したディルド。そういえば入れたまますっかり忘れていた。あまりの恥ずかしさに顔が赤くなる。


「そ、それは…っ」

「……なに顔赤くなってんの?」

「え?」


呟くように言った彼の声が低すぎて聞き取れない。お前そんな低い声出たのか?


「ねぇ、タプヒョン」

「わ!」


彼は物凄い速さで俺の肩を掴むと乱暴に押し倒した。先程までの優しい手つきが嘘のように掴まれた肩が痛い。訳が分からず見上げたジヨンの顔は、今まで見たことないほど眉も目尻もつり上がっていた。


「じ、じよっ」


足を開かされ晒された秘部。止める間もなく彼がそこに指を入れた。しかも2本同時に。


「ぃっ…!や、やだ、まって」

「は?簡単に2本入ったんだけど?」


それはここ最近の特訓の成果とさっき風呂である程度慣らしたからで…。


「ぁ、あ…っ」

「ローションも使いかけだったし、ディルドなんてあるし。なに?もしかしてこういうの慣れてんの?」


ピースするように中で指が開かれるのが分かる。未知の感覚に腰が跳ねた。


「なんか緩くない?本当に初めて?」

「ま、まって…あ、とまってっ」


彼が指を抜き差しする度グチュグチュと音がする。自分でするときはこんな激しくしたことがないからパニックだ。


「そういえばさっき俺が抱きたいって言った時もあっさりと受け入れたよね?」

「ん、あ」

「もしかして男と寝たことあんの?まさか浮気?」

「ち、ちがっ」

「ねぇ、答えてよタプヒョン」


答えたくても口が言うことを聞かない。今まで聞いたこともない彼の冷たい声に背筋が凍る。


「どうなんだって聞いてんだよ」


ビリビリと空気が揺れた気がした。怖くて身体が震える。お前のために最近1人で準備してたんだよ、なんて、


(恥ずかしくて言えるわけねーだろ!)


なかなか答えないでいる俺に、彼は無言で指を引き抜いた。そして自分の下着を乱暴に脱ぎ捨てると、現れたそのものを俺の秘部に押し当てる。


「まっ、」


て、と言う前に感じたこともない質量が一気に押し入ってきた。


「あぁぁ!」


指で散々慣らしてきたとはいえ、比べ物にならないくらいの圧迫感に思わず息が止まる。お腹あたりが苦しい。


「ぃや…痛っ…やだ、じよんっ」

「ぐ…っ、はは…そんなに慣らしてないのに入った…っ」

「まって、ぁ、」


静止も叶わず、彼は腰を動かし始めた。圧迫感と恐怖が支配して思うように身体が動かせない。涙で滲む視界で見えたジヨンの顔も、苦しそうに歪んでいた。違う、こんな顔をさせたかったんじゃない。こんな顔をさせたくて準備したんじゃない。


「ぁ、あっ、ん…いや、やだ、ぁ…」

「嫌じゃないでしょ?…ん、絡みついて離さないじゃんっ」

「ちが、」

「なにがちがうの?答えてっ、答えろよ!」


怖くて涙が溢れた。あんなに熱かった身体が一気に冷えて寒い。嫌だ、怖い。


「じ、よん…っ!」


もう恥ずかしいなんて言ってられない、こうなりゃヤケだ畜生。


「ちが…ひと、ひとりでぇ…、準備、したの…っ、」

「……ぇ?」


ジヨンがピタッと動きを止めた。


「じ、じよんがぁ…お、俺を…、抱きたいって、なっても、だいじょうぶ、なように…慣れとかなきゃなって、思って…一人で、頑張ったんだよ…っ、」


涙が止まらない。情けないやら恥ずかしいやらでぐちゃぐちゃだ。でも勘違いされたままことが進む方がもっと嫌だった。


「そ、そのために…ローションも、いっぱい、使ったし…でぃ、ディルドもぉ…慣れておいたほうが、ジヨンが苦しくないかな、て思って買ったけど……つ、使ってない、本当に使ってない…っ、初めては、ジヨンがいいと思って…、使ってないから、ぁっ、」


シン、と部屋が静まり返る。恥ずかしい。恥ずかしすぎる。穴があったら入りたい。舌を噛みちぎりたい。無理ならせめて今気絶したい。誰か俺を殴ってくれ。


「ぐす…っ、なんか言えよぉ…!」

「……タプヒョン……、」


ジヨンは涙で濡れる俺の瞼に小さくキスを落とすと、ギュッと強く抱き締めた。


「ごめん、タプヒョン、本当にごめん…勘違いしちゃって、俺……」

「こ、こわかったんだからな…ほんとうにっ、」

「うん、ごめんね…」


彼も泣きそうな顔になる。さっきまでの怒ってた人と本当に同じ人物なのか疑いたくなるほど。


「もう絶対あんな酷いことしないから。ごめん」

「……もうわかったから。そんな顔させたかったんじゃない」

「タプヒョン…」

「悪いと思ってんなら…気持ちよくさせて」


両頬を掴んで口付ける。彼はびっくりしたような顔をしたあと、嬉しそうに笑った。


「うん。タプヒョンの努力無駄にしないから」

「努力って言うな。恥ずかしいだろ」


動くね、と言ったあとジヨンはゆっくりと腰を動かし始めた。さっきの乱暴な動きとは違って、もどかしいくらいに優しい。でもそれが気持ちよくて身体がピクピクと跳ねてしまう。


「ぁ…ん、ぁ、あっ」

「ん…っ、」


徐々に早くなる動きに、たまらず目をギュッと瞑る。一人でしていたときはあんなにぬるま湯に浸かってるみたいなじんわりとした気持ちよさだったのに、今は感じたこともない強烈な快感が身体を駆け巡って、先程とは違う恐怖が支配する。こんなの知らない。気持ちいいのに怖い。怖いのに気持ちいい。


「ぁ…まって、やだ…や、とまって…あ」


ジヨンに抱かれているというだけでこんなにも違うものなのか。身体中が疼いて仕方ない。


「ぁ…タプ、ヒョン…っ、」

「まって…だめ…ぁ、ん…っ、イく、イッちゃうから…ぁっ」

「いいよ、イッて…?俺も限界…っ、」


頭の奥がぼんやりとする。反して身体は熱くて燃えるようだった。迫り上がる様な快楽に腰が跳ねる。それと同時に爆ぜるように果てた。後を追うようにジヨンも欲を吐き出す。お腹の中がじんわりと熱くなったような感覚がした。










「…本当にごめんね?」


無事終わったあと、ジヨンは甲斐甲斐しく俺の身体を綺麗に拭いて、中まで掻き出した。さすがに中の処理は恥ずかしかったが、彼も申し訳ないと思ったのだろう、一言もしゃべらず黙々と綺麗にしてくれた。むしろその沈黙が恥ずかしいっつーの。


「もういいって」

「酷いことたくさん言っちゃったし、しちゃった」

「大丈夫だってば。誤解も解けたし……まあ浮気を疑われたのは心外だったが」

「だからごめんてぇ!」


わざと怒ったように彼を見ながら言うと、彼はベッドの上で土下座するように頭を垂れた。ステージに立つ華々しい姿とは似ても似つかない情けない姿に思わず笑ってしまう。こんな彼を見れるのもきっと世界で俺しかいない。


「冗談だよ。俺も一人で勝手にやっちゃったことだし…そりゃ引き出しからあんなもん出てきたらびっくりするよな」

「それは…うん」


お?こいつ本当に反省してんのか?


「本当にびっくりしちゃってさ…でもまさかタプヒョンが俺のために準備してくれてたなんて…。想像するだけでもう可愛くて可愛くて」

「………お前本当に申し訳ないって思ってんだよな?」

「思ってる!けど、だって可愛いんだもん。好きだから…本当に好きだから、不安になっちゃって、疑うようなこと言っちゃった。もう絶対言わないから」


ジヨンはそう言いながら俺を優しく抱き締めた。ああもう空が明るくなりかけてるな。明日は久しぶりの休みだしたくさん寝よう。それで起きたら、2人で何食べようか。


「……でも」

「でも?」

「せっかくなら慣らすのも準備するのも俺が手伝いたかったな」


チラッと上目遣いに俺を見上げながら言う。可愛くねーぞこの野郎。


「………うっせ。言ってろ」


あー顔が熱い。でもまあ、ジヨンも喜んでくれたみたいだし、結果オーライかな。


「……ははっ、」

「ん?なに笑ってんの?」

「………秘密」


たまには妬かれるのも悪くない、なんて。

言ってやらないけど。














皆様お付き合いいただきありがとうございました!今回は最後までタプさん目線で書いてみましたが、書きにくいね君。笑

要するに嫉妬するジヨンが書きたかっただけなんですけど、タプさんの暴走も相まって今回はちょっとふざけた感じに仕上がりました。これはこれで書いてて楽しかったです!

読んでくださりありがとうございました♡


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コメント

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後編見ました…!!🫣💖 もうほんとに最高すぎます!!たっぴょん可愛すぎー!!!😭😭🫶🏻💕💕💕

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