テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
本作品はsxxn様の二次創作になりますご本人様とは一切関係ありません血流表現・病み・鬱・精神病要素を含みます苦手な方、地雷の方はお控えください本作品は兄弟パロ・学生パロです
緑
黄の1歳下の弟
黄
緑の1歳上の兄
精神病持ち
side:緑
我に返った時にはもう黄ちゃんはリビングにいなかった
また、やってしまった
俺は昔から不満な事や気に入らない事があると自分の中だけで抑えられず、他人を攻撃してしまう癖がある
そのせいで今まで散々母さんや黄ちゃんを傷付けてきた
緑「バカ…っ、」
自室に戻ろうと足を踏み出すと、靴下越しの足の裏に薬瓶の破片が刺さった
血は出なかった
俺は唇を噛む
緑「いいのに」
神様は俺なんかを守っても意味なんてない
黄ちゃんを俺みたいなクズから守って欲しい
俺は床に落ちた錠剤を破片ごと素手で拾い上げる
緑「っ、」
握り締めた錠剤の間から血が垂れた
side:黄
暗い部屋のベッドの上で寝そべり天井をぼぅっと見る
体は眠いと言っているのに頭だけ妙に冴えているような変な気分だった
デスクの上の薬瓶はどれも未開封
あれだけ緑くんに言ったけど俺はまだ一度も怖くてODをした事がない
黄「心配…してほしいのに、」
俺の体は意思に反して動く
別に怒りたかった訳でもないし喧嘩したかった訳でもない
ただ大丈夫だよって伝えたかっただけなのに
黄「ほんと、だめやなぁ…」
母さんが死んで精神病が発病してから俺は何もかもだめになった
高校も、あれからずっと休んでる
それに比べて緑くんは、母さんが死んだ後もいつも通りだった
高校に行くどころかバイトもたくさんしているらしい
なんで緑くんはできるのに俺はだめなんだろう
コメント
1件
1000いいね突破ありがとうございます