第1話
「成り代わり」
「はぁ、また今日の分読み終えちゃった…」
私の名前は神崎翼(カンザキツバサ)
ただの普通の高校生だ
今、私はとある漫画を読むアプリで漫画を読んでいた。
その漫画の名前は「もう一度、光の中へ」だ。
どんな漫画か分からない方にあらすじをお伝えしよう。
主人公アリサには腹違いの妹がいた。
その子の名前は「マリアンヌ」
美しい銀髪に美しい金眼。
誰からも愛れる妹。
それとは真反対に「カラス」と呼ばれるアリサ。
それでも、アリサはマリアンヌを愛した。
しかし、幸せな日々は続かなかった。
ある日、アリサとマリアンヌは一緒にお茶をしていたが、突然マリアンヌが血を吐いて倒れる。
そこからだ。
そこから地獄が始まってしまったのだ。
地下牢に閉じ込められたアリサ
「きっと出られる」
そう信じていたが…….。
「この恥知らずな罪人の目を焼き潰して終身刑に処してはいかがでしょう」
1番好きだった兄ラキアスに言われた言葉だ。
家族誰にも信じて貰えず、アリサは処刑されてしまった。
アリサはマリアンヌに毒殺の濡れ着を着せられたのだ。
あらすじはここまでにしよう。
「はぁ、なんでマリアンヌはアリサに毒殺の濡れ着を着せたんだろう…..?」
「でも…..ビオン公子やアルセン、イシス達イケメン過ぎない!?なんであんなにイケメンなの!?」
「はぁ、いっそ、あの世界に行けたらなぁ…」
「…….この世界にはもう疲れたし」
??? 「その願い叶えてやろう」
「え、?」
ピカッ!!!!!!
「へ、?」
「( ‘ω’)ギャァァァァァァ」
???「…….ーー様!!」
「ん…..」
???「マリアンヌ様!!」
「はっ」
??? 「大丈夫ですか?かなり魘されていましたが….」
「え…..」
??? 「はっ、まさかまだ毒が体内にあるのですか!?大変!!直ぐに医者を!!」
「待って」
??? 「は、はい?」
「私は大丈夫よ医者も神官もいらないわ」
??? 「そ、そうですか…なら良かったです…」
「………..と、ところであなたは….私の使用人だよね….?」
??? 「は、はい、マリアンヌ様の使用人の」
レイラ 「レイラと申します以後お見知り置きを((ペコ」
「そう、」
皆さんお気づきだろうか….。
そう、私はまさかのまさかのマリアンヌに成り代わってしまったのだ。
レイラ 「あ、あの、マリアンヌ様…?」
「あ、あぁ、大丈夫よ」
皆さん知っていますか?
マリアンヌの末路….ネタバレになるからここでは言わないが……。
「……..はぁ、」
メイド1 「マリアンヌ様今日はずっとため息をされているわ((ヒソヒソ」
メイド2 「やっぱりあの”カラス”皇女に毒を盛られたからじゃない?((ヒソヒソ」
レイラ 「ちょっとあなたたち!喋ってないで仕事しなさい!」
メイドたち 「は、はい!!」
「………….」
よし、決めた
漫画では悪女だけど、絶対処刑されないように頑張ろう。
イデンベル帝国はやがて歴史の中に消えていくとアルセンが言ってたね…..。
なんとか生き残らないと。
「ヴヴン」
レイラ 「?マリアンヌ様どうしましたか?」
「え、えっとね、私しばらく1人になりたいの」
レイラ 「分かりました外でお待ちしております」
お、気が利くじゃん
「うん、私が入っていいよって言うまで入らないでね」
レイラ 「かしこまりました」
((パタン
「よし、今から計画を立てよう」
えっと、今の時系列はまだ漫画が始まったばかりよね
となると………。
「よし、こんなもんか」
何を書いたかは分からないように日本語で書いてやったぜ
あとは、鍵のついた箱に、っと。
((ガチャ
「よし、これでおっけー」
まずは生き残ることだけを考えよう。
これからが楽しみだな。
続く