─start─
天奈視点
「……ごめんねらだお君。」
こうするしかない
「生贄は……僕。」
視界1面真っ白になって何も見えなくなった
感情もきえ
気持ち悪い、
気持ち悪いのに。
感情がないのでなんとも思わない……はず
助けられたら
階級がもっと上がっていれば
生贄は軽くて済んだのに
あれ?感情が消えてない…?
(天使さん?)
「…へ…?え?」
なんでだ?
なんで起きてる?
死んでない?
らだおくんはじゃぁ
死んだ?、
なんで?
病気治したのに。?
(はぁ。良かった)
「らだおくんは…どこですか…?」
(…ぁぁ。地獄の王様となりましたよ)
「は…?なんで地獄?」
(……なんで地獄に
行きたがっていたのかは知りませんが…。)
「女王様?何か知って……」
女王(……。)
─女王視点
(次の人。)
今日も死者を地獄と天国に分けていた
『…』
(お名前は……)
(らだおくん。)
ペラッ
情報用紙を眺める
(え”……ッ)
(貴方…生きている時の行いが
私よりいいわ…。)
『…その。地獄に行きたいんです。』
(へ……?いや…でも…天国に行けるわよ?)
(そしたら王にもなれ…)
『大切な人には。、天国じゃ会えないから』
(その人は地獄にいるの?)
『天国にいますよ』
このこ。よくわからないわ
何を考えているのだか
『階級が2でちびなんですけど。』
『天国の王になっても会うのは……』
(ええ。よく知ってたわね)
(難しいわ)
(天国には仕事が沢山ある。)
(人口が多いいからね)
これも天奈ちゃんの教えかしら
『だから。地獄に行って向こうに会いに行きます』
(そうね。なら…地獄の王にでもならない?)
『いや…会いたいし…』
(地獄は仕事なんてないわよ?)
(奴隷にさせてるの)
『……ならまぁ。王に…』
(はぁ〜い!決定)
(ありがとね)
(さ。こっち)
─天奈視点
「らだお君……」
「会いに行きッ」
(まだですよ。地獄に行くには王の許可が。)
「そんな……らだお君…?」
コンコンッ
(それじゃ。許可もらいましょ((ニコッ)
「ッ!はい」
天国と地獄の狭間の扉をノックする。
『ん?あ、は~ぃ……』
『……ッ?!』
ギュッ
物凄い勢いで抱きしめられた
「わッ」
『…ぅッ……なんで……酷いよ』
『置いてかないでよッ…1人の友達だったのに…』
『家族みたいに思ってたのにッ……』
「……ごめん。ごめんね」
「僕の変わりに沢山生きて欲しくって、」
「昔12歳で殺されたからさ」
『…ッ』
『ごめん違う。ありがとう』
『これを言いたかった。』
抱きしめる力がどんどん強くなる
『じゃ。天奈。』
『地獄の王様の言うこと
きいてもらおっかぁ~((ニヤ』
「げ……」
『げッ?!』
HappyEND
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