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ゆいな
1,025
#ぷりあき
なむる。
931
あなた→🌸
通報しないでねっ
それは、いつものスタジオでの出来事だった。アンプタクのメンバーが集まり、新曲のレコーディングと次の動画の企画会議を行っていた。
あなたもスタッフ、あるいはメンバーの1人として、その輪の中にいた。
🟣まぜ太:「あーあ、またちぐさのせいで録り直しじゃん!お前、昨日ちゃんと喉休めた?」
スタジオの重い空気の中、まぜ太がいつものように冗談めかして笑う。配信者同士の、リスナーも大好きな「プロレス(いじり)」のはずだった。
💚ぷりっつ:「おいおいまぜ太、ちぐちゃんいじりすぎだって!……まあ、今のテイクはちょっと噛んでたけどな!」
ぷりっつもそれに乗っかって笑いを誘う。いつもなら「ちょっとー!いじらないでよー!」と、ちぐさもすぐに笑顔で言い返すお決まりの流れ。
だけど、今日のちぐさは違っていた。
🩵ちぐさ:「……ごめん。……本当に、ごめん」
ちぐさは小さく頭を下げた。無理に作った笑顔はひどく引きつっていて、声にはいつもの元気が全くない。
🌸あなた:「ちぐさくん、大丈夫……? ちょっと疲れてるんじゃない?」
あなたが心配になって声をかけると、ちぐさはハッとしたように顔を上げ、すぐに視線を泳がせた。
🩵ちぐさ:「う、ううん! 大丈夫だよ、ちょっと緊張しちゃっただけ! もう1回、お願いしていい?」
その場は何とか笑って誤魔化したちぐさだったが、会議の休憩中、あなたがふと廊下に出ると、ちぐさが暗がりのベンチで1人、スマートフォンを見つめて硬直していた。
画面に映っていたのは、SNSの匿名の悪意。
『こいつだけ歌下手じゃない?』
『グループに本当に必要?』
ただのアンチコメント。気にしなければいい。メンバーだっていつも「そんなの気にするな」と言ってくれる。
だけど、最近のちぐさは、その言葉を跳ね返す心の元気が残っていなかった。
(僕、本当にこのグループに必要なのかな……。みんなの足を引っ張ってるだけなんじゃ……)
体温を奪うようなジワジワとした不安が、ちぐさの心を蝕んでいく。
🌸あなた:「ちぐさくん……」
あなたがそっと名前を呼ぶと、ちぐさはビクッと肩を震わせ、大急ぎで画面を消してポケットにスマホを押し込んだ。
🩵ちぐさ:「あ、🌸ちゃん……! な、何でもないよ! ちょっとタイムライン見てただけ!」
ちぐさはあなたに心配をかけまいと、いつもの「可愛いちぐちゃん」の笑顔を浮かべる。だけどその瞳の奥は、今にも泣き出しそうなほど、深く病んで冷え切っていたのだった。
コメント
1件
うわあ……すごく胸が苦しくなるお話ですね💧 ちぐさくんの「ごめん」が全然ごめんの形してなくて、むしろ「もうだめだ」って悲鳴が透けて見えて。あのプロレスみたいな明るいいじりすら今日は刃になってそうで怖い。 でもわかるんです、アンチコメント1つで「自分、このグループに必要?」って沼に落ちる感覚、私もINFPとしてすごくわかる。 続き、絶対読みたいです……🌙