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〜時津side〜
相澤先生「〜んで、ここが〜」
芽衣「…」
いつも通り時計の秒針が鳴り、
いつも通りにノートを取る。
全てがいつも通り。
のはずだった。
4時間目の終わりのチャイムが鳴り、皆食堂に向かっている。
食堂で順番を待っていると、
プルルルルルルル
芽衣「わっ!」
んだよこれ…ビビった…
でもこれは私のスマホの音じゃなかった。
芽衣「…!!!!」
芽衣「行かなきゃ…」
芽衣「蝶…蝶…どこ…」
焦りからか息がハアハアと上がっているのが分かる。
その前に早退届を…?いや…どうすれば…
「__い」
芽衣「…っぇ?」
蝶「おい!」
芽衣「蝶…行かなきゃ…行かなきゃ!」
蝶「落ち着け!」
蝶に言われ、私が取り乱しているのをはっと気付かされた。
芽衣「…うんごめん」
蝶「…何かあったのか…?」
芽衣「____________」
蝶「…!!」
蝶「こっちのことは俺がやる。お前は」
芽衣「分かった。ありがとう」
〜緑谷side〜
食堂で順番を待っていると、何かを探している時津さんが見えた。
とても焦っていて深刻そうだった。
緑谷「時津さ____」
声を掛けようとしたその時、
彼女が涙目になっているのに気付いた。
そして鹿村くんが来て、時津さんを落ち着かせた。
すると、入学時から一切表情を変えなかった鹿村くんの表情が、一瞬で驚いた顔になった。