Side Motoki
僕たちは中学3年生になり、保健体育の授業で性行為について学んだ。
人生で3番目の驚き。
知らなかった事を知った。
若井に、僕たちは悪い事をしているのかと問うと、想像以上に焦ってて、こっちまで焦っちゃう。
僕も知ってるよ。
男なんだから。
少なくとも若井よりは詳しいかな。
そうしてぼんやり若井を見つめていると、若井がボソリと呟く様に話した。
「元貴、もうあんな事するのやめよ。」
は?….え?
言葉が詰まる。
そう思ってたら、ピシャッて。
俺、若井を殴ったんだ。
罪悪感と自分への嫌悪感が凄くて吐きそう。
「最低っ。」
そう言い放ってその場を去った。
人って感情で吐けるんだね。
凄い勢いで、量で吐いた。
まるで若井への償いの様に。
まるで自分への許しの様に。
その日以来、僕は不登校になってしまった。
若井が嫌いになったから?
いや、違う。
今若井に会ったら傷つけてしまいそうだから?
いや、そうでもない。
今の若井に会ったら何を言われるか分からない。
人間って自分勝手な生き物だ。
自分が傷つきたくないがために、相手を傷つけているのだから。
その日以来、まともに食べ物を口にしていない気がする。
「”僕”は哀れ ホント哀れ」と思われる様に。
毎日、若井が家の前に来てドアベルを押そうと思っては、 押せないのを知っている。
僕って意外に若井の事、見てるからね?
俺って若井の事、
想ってる….のかな?
若井の事、
愛….してるのかな?
頭の中がぐるぐるしてすっきりしないまま、受験シーズンを迎える。
授業日数などが関係してくるので、いやいや学校に行くしかない。
最悪の最低だ 。
それでも俺のつまんないプライドによって、卒業式当日の今まで言葉を交わしていない。
このまま若井と話さずに卒業するのかな、
そんなのやだ
若井は手離してはいけない。
何かがある。
何かが若井を手離させてくれない。
自分のことなのに、自分の感情なのに。
この感情は何….?
今迄生きてきた15年間、経験したことのない感情。
そんな自分のことよりも、今は若井だ。
卒業式が終わるまで残り3時間。
若井と話したい。
更新遅くなって、すみません🙏🏻
とりあえず元貴サイド書けて一安心です….。
少しずつお話を進展させていかなきゃいけないなあ….
ここまで深刻にしちゃった自分に怒り。
初期設定では軽〜い感じだったんだけどなぁ…
自分で自分の首を絞めてる。いつも。
まあいいや、
自分が書きたくて書いてるし、見て下さってる天使の様な皆さんがいてくれてるし….
超超超独り言長かったですね….
次のお話、できるだけ早く更新できるように頑張ります….🖋️
コメント
3件
更新ありがとう✨ 先ずはテスト頑張って! それからじっくり次のお話に目向けて! 次のお話、待ってます✨