色々やばい広優が書きたかった
広尾×大将
大将がクズ
1部 モブ×大将あり (事中の描写なし)
暗いし重い
過激は無いけど闇はある
なんでもありな人向け
広尾視点
「あーー疲れた」
「マジだりぃーー」
優が帰ってきた
優は、あるコトをした時に必ずこの言葉を発する。
「おかえり、優」
「ん?あぁただいま」
わざとらしくさする腰
ズボンのポケットから覗くお札
出ていく時は持っていなかったはずの水のペットボトル
少し掠れた声
ダルそうに引きずる足
そして
『知らない男の匂い』
あぁ、気持ち悪い
「優、俺に隠してることあるでしょ」
聞くのが怖い
知るのが怖い
でも見て見ぬふりをするのも怖い
「さぁ?なんのこと」
嘘をつく時、視線を少し下に向ける
高校の時から何も変わってない癖
「…また、浮気したよね?」
「………」
「それで?」
「、は?」
開いた口が塞がらない、とはこの事だろうか
指先から体温が消えていく
優は艶のある笑みで此方を見下した
「俺は浮気したよ」
「それを知って広尾はどうしたいの」
「ど、うしたい…って」
「俺と別れる?」
ずっと言おうと思ってた
何回も心の中で反復した
「、…っ、ぁ」
言えない
言えるわけない
『別れたい』なんて
俺は優が変わってしまってからも
優の事を愛していたから
「、別れたく、ない…」
やっとのことで絞り出した声は驚くほどに小さかった
「そっか」
優は満足そうに笑って此方を抱きしめた
知らない男の匂いに包まれて
気が狂いそうだ
「広尾には『俺の恋人』って言う権利があるんだ」
俺を諭すように優が喋る
でも優の言っている意味が分からない
「たいてい、他の奴らは」
「1晩限りの関係だったり」
「金銭が発生したりする」
「まぁいわば友達以上恋人未満の関係ってわけ」
「でも広尾は違う。」
「広尾とは何回もデートするし行為もする」
「もちろんお金なんて取ったりしない」
「どんなことをしても必ずこの家に帰ってくる」
「それも全部広尾を愛してるから」
優の言葉は何度聞いても理解できない
でも分かったことも1つある。
『これ以上詮索してはいけない』
「そ、、っか」
「ん、広尾なら分かってくれるって思ってたわ笑」
「う、わきはもう何も言わないから……」
「俺を捨てないで、ッ」
「俺が広尾を捨てるわけねーだろ?」
「大丈夫だから安心しろよ笑」
「てかさ、」
「うん、?」
「俺、また広尾以外の男の匂いついちゃったからさ」
『いつもみたいに上書きしてよ』
「、もちろん」
歪んだハートこそが1番綺麗に見えるんだ
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コメント
6件
広尾って、黒尾の事ですか?💦
そうです!これが俺のド性癖の歪んだ愛だ!((
僕の大好きなカプだ…