大事な恋人　完

サラッとラウールに、向井のことを言ってしまった渡辺。目黒がラウールに絶対、言うなと話してくれる。後の4人には、絶対知られたくない。

離れていたのは3カ月。

阿部は緊張しながら、目黒の家にやって来た。

目黒ーおかえり。

阿部ーた、ただいま。

目黒ー緊張してる？

阿部ーん、ちょっと。

目黒ー教えて？

阿部ー康二と一緒で、めめと翔太は家族みたいだって思うようになって。2人が一緒にいても、前みたいに気にならない。

目黒ー頑張ったね。

阿部ーんっ・・んっ・・。

目黒ー晩ご飯出来たから、食べよう？

阿部ー喉、通らない。

目黒ー何で？

阿部ー会いたくて、嬉しくて。

目黒ー可愛いなぁ。

阿部ーめめ！

目黒ーシャワー浴びておいで？

阿部ー・・ん。

晩ご飯にラップして、冷蔵庫に入れる。目黒も、早く阿部を抱きしめたいのだ。

阿部ーめめ、着替え・・。

目黒ーバスタオルだけでベッドで待ってて？

阿部ーん、うん。

初めてみたいにドキドキする。

目黒が寝室に入って来た。阿部はまともに見れない。きっと赤い顔してる。

目黒ーそんな、カチコチじゃ怪我するよ？

阿部ーでも、あの、恥ずかしい。

目黒ーいつもは、あんなに大胆なのに。

阿部ーばか。めめ、もう怒ってない？

目黒ーん、ヤキモチ妬かないんでしょ？

阿部ーうん、妬かない。

目黒ー怒るより愛したい。

阿部ーめめ・・。

キスしながら、バスタオルを取り去る。阿部の物は期待で、もう勃ち上がりかけている。

目黒は口にして身体を撫でる。

胸をつまむと色っぽい声が響く。

阿部ーめめ・・もっと・・。

目黒ー凄いね、トロトロだ。

阿部ーこの日を待ってたの。愛して？

阿部ーはぁ・・後ろ、自分でする。

目黒ー見せてくれるの？

阿部ーん、見て、俺を見て。

ジェルを指ですくい、蕾に差し込む。かき回しながら、前も自分で扱く。

阿部ーはぁ・・やぁ・・ん・・いい・・めめ・・ほしい。

目黒ー堪んないね。興奮する。

阿部ー挿れて・・はやく・・んっ・・。

阿部ーあぁ・・ついて・・たまんない・・気持ち・・いい・・。

目黒ーイク？

阿部ーん・・もぅ・・だめ・・イク・・イク・・。

目黒ー阿部ちゃん！

阿部ーイク・・っ・・ん・・イ・・ク・・はぁはぁ。

ベッドに倒れ伏し荒い息をする阿部。目黒は背中を撫でて腰からお尻を撫でてる。

阿部ーや・・また・・。

目黒ー何度でも。

阿部ーめめが好き。大好き。

目黒ー阿部ちゃん。大好き。

2人はもう一度愛し合う。

阿部が眠っている。目黒は渡辺にLINEしている。

「康二のおかげ。俺たち家族みたいだって、そう思ったらヤキモチ妬かないって。」

渡辺は康二の腕の中か、既読にならなかった。

明日見るだろう。目黒は携帯を置き、阿部を抱きしめる。無意識に擦り寄ってくる。可愛い阿部。

目黒は、幸せな気分で眠りにつく。

完