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御本人様には一切関係ございません!
izwさんside
ロイ「…まず、君たちにはクレルとは何者か伝えないとな。クレル・レドーラ…E国の国王、バルタザーズ様直属の最高位魔導士の位にいる。」
gn「…最高位魔導士…」
ロイ「簡単に言えば、王の右腕かな。」
みんな「!!」
ロイ「この国では、あの人のことをみんなクレルと呼ぶけど、本名は君たちが知る通りさ。」
kw「…sgiさん…」
ロイ「…そして、クレルと呼ばれる時は、あの人が洗脳されている時…」
みんな「!?」
ym「せ、洗脳!?」
mn「…もしかして、さっきクレル様って呼ぼうか迷っていたのって…」
メーラ「…はい。フードを深く被っていて…洗脳されているのか分からなくて…」
ロイ「…彼が洗脳されている時は、人が変わったと言われても納得するほどの変わりようなんだ。」
メーラ「その瞳には光を宿さない真っ赤な色…笑うことも、悲しむことも知らないような冷酷な人になってしまう…」
…真っ赤な瞳…?そんな話どこかで聞いたような…
ym「…!そうだ、魘されていた後起き上がった時、真っ赤な瞳だった!」
他「っ!」
それって…でも、寝ている間に洗脳なんてできるのか…?しかも、E国にいる国王が、Q国にいるsgiさんに…。
そんなことを考えていると、ロイさんとメーラさんの顔色がどんどん悪くなっていった。
メーラ「ま、まさか…」
fk「ど、どうしましたか?」
ロイ「…っ…」
tr「…メーラさん?ロイさん?」
ロイ「…それは、もしかしたら…洗脳の力がまだ残っているのかもしれない…」
みんな「!?」
iz「ど、どういうことですか!?」
ロイ「…どこから話すべきか…」
メーラ「…過去から全て話した方が…」
ロイ「…だな。…クレル様…いや、sgiさんは元はこの国出身。俺たちは、sgiさんが小さい頃…小学生の頃だったかな。その時に助けてもらったんだ。」
kw「…といいますと?」
ロイ「俺たちは中学生の頃、魔法が上手く扱えないと同じ中学の奴らに虐められていた…こんな馬鹿な国だから、みんな苦しい生活をするせいでまともな考えではない奴らが多いんだ。そして、外を歩いてる時たまたまいじめっ子の奴らと会ってしまって…魔法でまたボコボコにされるのかって諦めてた。すると、後ろから火の魔法が飛んで来た。」
mn「火の魔法…!」
ロイ「いじめっ子たちは俺の後ろにいたメーラが魔法を放ってきたと思ってやり返そうとした。するとまた、メーラが魔法を放ったかのように炎の魔法が現れて、その炎にビビったいじめっ子たちは、慌てて逃げていった。」
メーラ「もちろん、私が放ったんじゃないから、何が起きているか分からなかった。驚いている時に突然現れたのは、sgiさんだった。」
数十年前…
?「ねぇ、大丈夫?」
2人「!」
メーラ「え?き、君今どこから…」
?「俺?俺は透明化の魔法を使って貴方が魔法を放ったかのように見せかけてたんや。実力を隠していたと錯覚させればアイツらは退くやろうなと思ってな。」
ロイ「す、すごい…あんな魔法を操れるなんて…」
?「たくさん練習したしな。」
メーラ「あの、貴方は…?」
?「俺?俺はsgi!◯◯小学校に通う3年生!」
2人「小学生ー!?!?」
sg「うわっ、何いきなり大声出して…」
メーラ「小学生があんなすごい魔法を…!?」
ロイ「すごいな!ありがとう!助かったよ!」
sg「!うん!」
現代
gn「小学生でそんなに…!?」
ロイ「本当に、すごかった。そして、そこから知り合ってたまに会話するようになった。」
tr「…なんでたまになんですか?」
ロイ「…当時の国王には唯一、右腕と呼べるような強い魔法士がいなくてね。小さかろうがなんだろうが見つけたら容赦なく王の右腕に任命しようとしていた。sgiさんはかなりの魔法を操れるからわざと隠れるようにして生活してたんだ。だから、あまり人と関わらずに生きてきてた。関わったら、国王に自分の存在がバレるかもしれないし、その人だって危ないと思ったんだろうな。」
“友達と仲良くするなんてほとんどしたことがない”
“これが、楽しい、ってことなんかな”
…sgiさんの日記にあったこの言葉…今意味が分かった気がする。
きっと、誰も巻き込みたくなかったから友達をつくろうとしなかった…いや、出来なかったんだ…国が他の国と友好関係を絶ったから、E国内の人としか話せず苦労したのかと考えてたけど…。
ロイ「…たまにしか会えないから会話とかも少なかったけど、それでもとても楽しかった。…だけど、ある日から全然会えなくなった。」
ym「…えっ?」
ロイ「…何があったのかは、俺たちも聞いてないけど、何かがあって国王にバレた…そして国王は当時中学生になったばかりだったsgiさんを自分の右腕にしようとした。本人はすごい拒んだみたいだし、両親だって反対だった。だけど、嫌がるsgiさんを無理やり城に連れ去って…洗脳した。」
みんな「_っ!!」
ロイ「そのころの洗脳はまだ可愛いものだった。あくまでも、”自分の言うことを聞けば良い”というような感じだったから。だけど、sgiさんが成長するにつれて簡単な洗脳では操れないと気付いた国王は、sgiさんが20歳くらいの頃、心を支配する洗脳にまで手をつけた。」
tr「なっ…それは手をつけてはならない禁忌魔法なんじゃ…!」
ロイ「…本当はそうなんだ。だけど、国民を従えるには、自分たちの勢力を強くするためにはそうするしかなかったと考えていたらしい。そして、sgiさんは変わってしまった。今までは洗脳されながらも、国民を傷つけまいと色々助けてくれてたんだ。国王が街の様子を見にきた時も、国民が整備しろと無茶言われて、完成していない道を通らせず遠回りさせたり、税金が払えずに生活に苦しむ人たちに関する書類を書き換えたり…他にも語りきれないほど助けてくれた。洗脳に抗って。」
みんな「…。」
ロイ「…そんな姿を知った国王は酷く怒り、心を支配する洗脳をかけた。ちょうど大学生…2年生かな?そんな頃に。」
kw「2年生…やっぱり……」
iz「?」
kw「あの、ロイさん。」
ロイ「ん?」
kw「…その…強い洗脳をかけられた際、姿も変えませんでしたか?」
ロイ「!なんでそのことを…」
kw「…実は、僕の友人の記憶を奪った奴が仲間のsgiさんだと発覚したんですが…なんでそんなことをしたか分からなかったんです。そして、その時の姿は、髪色から違ったからsgiさんだって分からなくて。」
ロイ「もしかして…少し長めの銀髪かな?」
kw「!…はい。」
メーラ「…多分、洗脳された時ね……というか、記憶を奪ったって…?」
kw「…詳細は省きますが、高校卒業間近の頃、そいつが現れて、戦って負けて…記憶を奪った…」
…そうか、日記にもそのことが書かれていたけど何処かおかしな書き方だったのは、戦った際、洗脳状態だったからか?でも、”はっきりと覚えてる”って書いてあった…どういうことだ?
ロイ「目的は…?」
kw「…それもよく分からない…だけど、”困るんよねぇ、アレになったら”って言っていました。」
ロイ「あれ…」
メーラ「…もしかしてそれ…A国の…」
fk「!」
kw「当時、何があったんですか?」
メーラ「それは、私たちも分からないけど、A国と何かがあったことは間違いないわ。」
ロイ「…少し話が逸れたな。話を戻すと、心を支配されてからは、国王の命令を淡々と聞く存在…まるで、操り人形のようになった。嫌がる国民を魔法で怖がらせ、人の心を失った…話しかけられても”愚か者が” “国王に従わぬ哀れな者よ”なんて、似合わない言葉を使って…」
みんな「…。」
ロイ「時間が経つにつれて、洗脳の力は弱まってたけど、その度に強力な洗脳をかけたせいで、sgiさんは段々自分が誰か分からなくなるようになった。」
ym「っ…!?」
メーラ「時々、仕事のために街に降りてくるのだけど、路地裏で頭を抑えながら”俺は…誰なの…?クレル……偽名は…あれ…?”って…悲しそうな声で…」
kw「……。」
ロイ「…そして、国王自ら街に降りてきた際、苦しむsgiさんにこう言った。
“貴様はクレル・レドーラ。その命は私のためにある。全てを私に捧げれば良いのだ”
と。」
みんな「…。」
…sgiさんを無理やり連れ去って、言うこと聞かないからと洗脳し、洗脳に抗うsgiさんを無視してさらに強い洗脳をかけた。自分が分からなくなるほどの強さでもお構いなしに…まるで、人として見ていない、ただ紐を引っ張ればその通りに動く操り人形のように。
…周りを見ると、みんな言葉にはしないけど、すごく怒っているのが伝わった。仲間の酷い過去に、そんな我儘な国王に、その矛先が向いているんだろうな。俺だって、許せないという気持ちでいっぱいだった。こんなの…こんなの…!
ロイ「…そしてある日、国王はsgiさんにスパイをやるように命じた。」
みんな「!」
ロイ「…目的は多分、E国に乗り込んでくるような勢力になっていないかの調査だと思う。以前、似たようなことがあったらしいから。」
fk「…それが、”魔導結社アルカナム”…」
ロイ「そう。アルカナムがこちらにきた場合負けるかも知れないと危険を感じてsgiさん…クレルというべきか。彼を送った。」
iz「…言われてみれば、最初はすごい人見知りというか…俺とkwmrさんとfkrさんの3人の頃は全然喋らなかったから元気そうな人なのに意外だなって思った記憶があります。」
ロイ「…でも、君たちのおかげでsgiさんは自分を取り戻したんだ。」
iz「…え?」
ロイ「それに君は…」
iz「…?」
なんで俺の方見て言ったんだ?
ロイ「…。君たち3人と出会って、sgiさんは自分の中で何かが変わったって、初めての感覚で楽しいって、国王に報告しにきた際、そう呟いてた。国王には絶対言えないけど。」
みんな「…。」
ロイ「…少し話が長かったか。ただ、そうやって今まで洗脳されてきた影響は出てしまってるみたいだ…。」
それが、メンバーが見たsgiさんの赤い目の正体…
ロイ「…君たちなら、彼を助けられるの?」
iz「…はい。助けるために、ここに来たんです。」
kw「そして、全ての真実を聞くために。」
メーラ「…貴方達なら…もしかしたら…」
ロイ「…だけど、彼は強い。」
ym「…分かってます。」
mn「今まで、たくさん一緒に戦って、模擬戦もしてきましたから。」
ロイ「…それが本当に、sgiさんの強さだと思ってるのか?」
みんな「…えっ?」
メーラ「…あの人はこの国では、”最高位魔導士”という位にいる。そしてその位は、余っていたからという理由で入ったりしない。それ相応の力がある者に与える地位なの。」
みんな「!!」
一方その頃、E国の結界付近…
魔法兵士「…ん?ここだけ何か違和感が…」
1人の魔法兵士は、結界をfkrがハッキングして一時的に無効化させた部分を見つめてそういった。
魔法兵士「…一応報告しておこう。」
魔法兵士は何があったのか気づいてはいないが、早期決着を望むアルカナムのメンバーもまた、魔法兵士に結界の異変を見抜かれてしまったことを知らない。そして…
_見えない時間制限が発生したことを。
続く
ごちゃごちゃしててすみません!文才はないんで勘弁してください
閲覧ありがとうございました!
コメント
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**寺島あおい** 第24話、読ませていただきました……。sgiさんの壮絶な過去が明らかになって、胸が締め付けられる思いでした。小学生の頃から人と関わらず、ただ隠れるように生きてきた日々。洗脳に抗って国民を助けていたのに、さらに強い心の支配をかけられて自分を見失っていく描写が、本当に切なくて。ロイさんたちと出会って「これが楽しいってことなんかな」と日記に綴っていたのが、たまらなく響きました。izwさんたちが彼の“本当の強さ”を知っていると信じたいです。次回、結界の異変がどう動くのか、気になって仕方ありません。続きを楽しみにしていますね🌷