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#露中
寿命㌫(主)
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「入って」
一歩入ると叶さんの香りに包まれる。
ドアを開けてくれた叶さんが後から入り、その所作を見つめていると視線がバレてしまい
ゆっくりと俺の方を赤らんだ顔で捉えて微笑んだ。
「緊張するね?」
顔が近づいてそのまま唇が触れた。
「っ、ん…」
あまりに柔らかくて、心地いい唇を離したくなくて叶さんの腰と頭に手を伸ばして抱き寄せる様に少しだけ力を入れる。
何度もはむようなキスをお互いに繰り返す。
うっすらと瞳を開くと綺麗で少しだけ艶のある彼の顔が映る。
叶さんとキスしてる…
嘘みてぇ。
綺麗で…
心地良くて…
「もぅ、こやベッド行こ?」
頭を撫でられて身体を離し、手を繋いでベッドに行く。
途中リモコンで明かりが消え
オレンジ色の光に包まれる。
先にベッドに座る叶さんのサイドに結った髪がさらりと肩から落ちる。
俺はほぼ無意識に惹きつけられた様に髪に触れヘアゴムを取り髪を後ろに落とす。
おろした髪の叶さんはいつもよりなんだか可愛いく見えて後ろの髪に指を通しながらまたキスを落とす。
「綺麗っすね。」
「ありがと。ね、横きて。」
ポンポンとベッドを軽く叩いて指定された場所に座る。
叶さんのベッドはダブルベッドで俺の安いマットレスとは比べものにならないくらいふかふかだ。
「なんか変な感じ。こやが隣に居て、こんな近くにいてくれるなんてさ」
手を重ね寄りかかられるとそれだけで嬉しくて俺も少しだけ体重をかける。
「俺もっ、す…」
人間を…好きになるなんて。
ヒーローになる前は想像もしてなかった。
「叶さん…」
俺が呼ぶと嬉しそうに覗き込み、
「なぁに?ロウ。」
なんてわざと名前で呼ばれる。
「…っ!、」
「ふふっこやが良い?それともロウ?」
一瞬間が空いたのを良い事に抱き締められ、そのまま押し倒される。
「ね、答えて?」
耳元で響く声がいつもより低くて甘い。
「ロウ…が、いい…っす」
譫言のように顔を逸らして呟くとよく出来ました。と言われて耳にキスをされる。
身体が熱くてこれでもかというほど心臓は高鳴っている。
「叶さん…」
不思議と押し倒されてもおかしいと
は思わなかった。
抵抗する気なんて起きなくて。
「好きです」
叶さんの好きな様にして良いから、
めちゃくちゃにしたって構わないから…
「僕もだよ、ロウ」
叶さんに触れていたい。叶さんに…
もっと、もっと…
求めて縋る俺を嬉しそうに笑い、今度は叶さんが俺の髪に触れ数秒間見つめ合う。
「ふふ、物欲しそう。」
「叶さ…っん、」
焦らされて言葉を放とうとした瞬間口にキスを落とし、
「ごめん意地悪したね」
と言いながら額、頬、口の端といろんな場所にキスを落とす。
「可愛い。…大好き。」
そう言った後俺の唇はすんなり奪われ、
ゆっくりと舌が絡まっていく。
口で交わる熱が俺の思考を溶かし、
快楽だけを受け取る。
「っ…ん、…ぁ”」
声が漏れる音を何処か他人事の様に思った。
「んぅ”…っ、」
握られた手は強く、それでいて優しい。
その暖かさに俺はだんだんとこの人に
溶かされていく。
唇が離れると彼はにっこり、と笑って嬉しそうに舌舐めずりをした。
コメント
1件
うわっ……17話、めっちゃ良かった……! 叶さんの部屋に入った瞬間の空気感からもうヤバい。香り、仕草、視線がバレて赤らむところ、全部が繊細でドキドキした。“綺麗っすね”からの髪おろし、あれ反則すぎる。 押し倒されても抵抗しないっていうロウの信頼と、名前呼びに“ロウ”選ぶ照れ方、心臓が持たん。 最後の舌舐めずり、余裕ある叶さんと完全に溶かされたロウの対比が最高でした。続きが待ち遠しい🔥