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まただwww
西暦2026年、廃墟と化した東京ドームは、異能者たちの闘技場「エデンの園」へと変貌していた。 「……来たか。重力が重くなるこの感じ、Snow Manだね」 瓦礫の玉座に座る大森元貴が、不敵に口角を上げた。彼の指先からは、青白い音符の粒子が溢れ出している。 その隣でギターを構える若井滉斗と、虹色の鍵盤を浮遊させる藤澤涼架が静かに頷いた。
正面の闇から、9人の影が現れる。 先頭に立つ岩本照が、首の骨を鳴らした。 「ミセス。あんたたちの『音』で、俺たちの『肉体』が止められると思ってるのか?」
戦いの幕を切ったのは、Snow Manの切込隊長、佐久間大介だった。 「ひゃっはー! 混ぜてよ!」 重力を無視したアクロバットで、佐久間が空中を舞う。それと同時に、向井康二が放つ「閃光のシャッター」が視界を奪う。
「若井、右だ!」 大森の指示と共に、若井がギターを一閃させた。 《ライラック・スプラッシュ!》 ギターの弦から放たれた鋭い斬撃が、佐久間の進路を遮る。 「おっと……危ねぇ!」 佐久間が空中で身を翻した隙に、目黒蓮が影から音もなく飛び出した。 「ターゲット確認……逃さない」 目黒の「漆黒の重力」がミセス側にのしかかる。
「涼ちゃん、バリアを!」 大森の声に応え、藤澤が鍵盤を叩く。 《ダンスホール・シールド!》 多幸感あふれる光の膜が展開され、目黒の重力を跳ね返した。 そこへ、宮舘涼太が優雅な足取りで迫る。 「私の薔薇は、音だけでは散らせないよ」 宮舘の指先から放たれる赤い衝撃波が、シールドを激しく揺らす。
「ふっかさん、今だ!」 最年少のラウールが、光り輝く巨体となって跳躍した。 深澤辰哉の「瞬間移動」によって、ラウールは一瞬で大森の背後を取る。 「……チェックメイトだ」
しかし、大森は振り返りもせず、ただ一言、高音を響かせた。 「《ケセラセラ》」
その瞬間、全ての攻撃が無効化された。ラウールの拳も、宮舘の衝撃も、まるで最初から存在しなかったかのように「あるべき場所」へと戻される。 「……何をした?」 渡辺翔太が、自身の喉を震わせて「破壊の音叉(チューニング)」を放つが、大森の結界はびくともしない。
「いい戦いだった。でも、ここからは僕たちのセッションだ」 大森が宙に浮き、3人の魔力が一つに溶け合う。 阿部亮平が瞬時に状況を分析する。 「まずい、3人の波長が完全に一致した。このままだと、僕たちの意識が音に溶かされる!」
「全員、俺の背中に隠れろ!」 岩本が地面に拳を突き立て、鋼鉄の筋肉をさらに膨張させる。 ミセスの3人が同時に叫んだ。 《コロンブス・エデン・ノヴァ!》
全方位に放たれる、圧倒的な光と音の濁流。 対するSnow Manは、9人が円陣を組み、互いの肩に手を置いた。 「俺たちを、誰だと思ってる……!」
9人の魂が共鳴し、巨大な雪の結晶の防壁を作り出す。 音と肉体。魔法と根性。 二つの巨大なエネルギーが激突し、エデンの園に真っ白な閃光が走った。
煙が晴れると、そこには肩で息を吐きながら、互いに笑い合う12人の姿があった。 「……やるじゃん。俺の音を正面から止めたのは、あんたたちが初めてだ」 大森が若井と藤澤に支えられながら、岩本に手を差し出す。
「あんたの歌、近くで聴くと……もっとヤバいな」 岩本がその手を握り返した。 戦いの跡には、壊れた瓦礫ではなく、不思議と心地よい残響だけが漂っていた。
「次は、戦いじゃなくて……ステージでやろうぜ」 目黒の言葉に、全員が頷く。 2022年の因縁を越え、2026年、最強の12人が同じ未来を見据えた瞬間だった。
執筆メモ: ミセスは「概念を書き換える魔法使い」、Snow Manは「物理法則を凌駕する超人」という設定で描きました。 メンバー個別の特殊能力(深澤さんのテレポート、阿部さんの解析、若井さんの剣技など)を盛り込み、スピーディーな展開を意識しました。
Gemini